こんにちは
。
前回のブログで
経年変化とエイジングについてはご理解頂けると思います。では実際に
エイジングを楽しめる商品をご紹介していきたいと思います
。
デニム生地とは?
デニム(denim)生地とは、10番手以上のタテ糸を
インディゴによって染色し、ヨコ糸を未晒し糸(染色加工をしていない糸)で綾織りにした、素材が綿の厚地綿布です。
デニム生地を使ったパンツ。それがジーンズです。
ジーンズは非常に一般的な
”カジュアル・ウェア”として広く認識され、皆さんも日常で利用していますね
。日本においては
”Gパン”の愛称で親しまれていると思いますが、これは戦後アメリカ進駐軍(GI)から派生した日本特有の造語です。
ジーンズはご存知
アメリカで誕生した製品です。1870年にジーンズ第1号が世の中に誕生しました。当時のアメリカは
ゴールド・ラッシュに湧いており、皆一攫千金を狙っていました。
リーバイス・ストラウス社がデニム生地にリベットで補強したパンツがジーンズの起源です。
デニム生地で作られた
リーバイスの
ジーンズはその堅牢さから、アメリカ国内の労働者に広く受け入れられ、労働着の代名詞となりました。労働者に取って必要不可欠となった
ジーンズは急速に普及し、
リーバイス・ストラウス社以外にも製造メーカーが増えてきました。世界三大ジーンズメーカーが誕生したのです。
・Levi's(リーバイス)
・Lee(リー)
・Wrangler(ラングラー)
がそうです。
色落ちが評価されただしたのは1960年代
ヴィンテージデニムなどは希少価値からコレクションとして評価されますが、
ジーンズは履き込んだ風合い所謂
エイジングが高く評価されてるようになりました。意図的に何年も履き込んだような風合いを表現した
ダメージ加工なども出てきました。前述の通り、労働着としての
ジーンズはそんな色落ちなどが評価されることはありませんでした。
ジーンズに対して
エイジングを求めるようになってきたのは、1960年代に入ってからと言われています。
ジーンズの
エイジングは穿き込んで身体に併せて稼働する部分が擦れたりして
経年変化で色落ちが発生し出来上がる芸術だと思います
。
日本経年変化協会では
ダメージ加工は基本邪道だと思っています(笑)。予め機械的にダメージを施したとしても実際ジーンズを穿く人間の体型は十人十色のため、着用した際不自然な印象を受けます
。なので、生デニムの状態から大事にしながら愛用していくとその人本人オリジナルの芸術が出来上がるはずです。
では今後、ジーンズのエイジングの専門用語などを解説していきたいと思います。
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Posted by エイジングマスター at 13:49│
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