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2015年10月17日

革の鞣しから経年変化を予測する

こんばんわkabinkusa
日本経年変化協会ですkuma

お詫びですicon11
ブログのコメント機能が上手く起動していないようで、コメントを承認してもコメントが反映しません。ブログ側の問題だと思うのですが・・・。
過去記事でコンドーム専用ケース『Dear Skin』を改良してリリースする報告をさせて頂きました。

早速かなりのご連絡を頂きました。コメントも「予約できますか?」的なコメントだったと思います。
凄く嬉しいですface03。予約だけで当初予定していた製作数に達しておりますが、パターンから見直し、改良しているのでご予約のご希望は嬉しいのですが、また改良版ができ次第ご報告させて頂きますので、ブログで現物を確認してから予約の受け付けを開始したいと思います。やっぱり形あるものを企画してるとモノを見ていただいてからの方がありがたいですkuma

さて、今回は皆様のご質問にまとめてご返答させて頂きたいと思いますが、内容はレザーアイテム好きのヲタクレベルface08で書かせていただきます。


最も多いご質問がこちら
実は色んなご質問を頂くのですが、いつも返答に困る質問の例を上げさせていただきます。

「レッドウィングの◯◯は経年変化しますか?」
「SchottとBUCO悩んでます。やはり価格が高い分BUCOの方がより良い経年変化しますか?」
「A-2が欲しくて悩んでます。バズリクソンズとリアルマッコイズどちらの経年変化が美しいですか?」

いや、マジな話返答に悩むんですけどicon11(笑)?
なので、今回この手のご質問に一気に答えようと決心した次第です。


そもそも経年変化とは何ぞや??
レザーアイテムの魅力は何と言っても独特の風合いの経年変化。
ようするにアイテムの使用感がそのままアイテムに反映されること。レザーだけでなくてジーンズの色落ちも含まれます。
ぶっちゃけると使用感は素材の劣化のこと。だから経年劣化が正しい。
これまたぶっちゃけると全てのレザーは使うと劣化する
では経年変化と経年劣化の違いは何ぞや。ずばり一言で表現しますkirakira
使用感が味わい深くかっこ良くなれば経年変化だ!!
カッコ悪ければ経年劣化だねicon11
でも経年変化が味わいだとしても味わいには人それぞれ好みがある。料理で言うと甘口が好きとか辛口が好きとか味覚に人それぞれ好みがあるのと同じかと思いますface06
レザーで言うとこの味わいの好みは
①レザーの仕上げによる違い。
②レザーの鞣しによる違い。
この2点だ。
レザーの仕上げは数えきれないほど多岐に渡るので、もはや説明不能icon11
なので、今回レザーの鞣しによる経年変化の違いを説明したいと思います。多分こんな特集組むのは日本経年変化協会ぐらいでしょうicon11。マニアック過ぎるから。さて、革の鞣しを
①タンニン鞣し
②クロム鞣し
③コンビネーション鞣し
④ヘビタン鞣し
⑤脱クロム鞣し
の5つの手法が代表的なので、5つの鞣しのレザーの経年変化の特徴を説明しますので、今後のレザーアイテムのお買い物で是非参考になればと思います。私はここ数年数々のレザーアイテムを企画して国内、国外の有名レザーを採用したり、タンナーさんと様々なレザーを企画して感覚的にそのレザーの経年変化が見えるようになってきました。その感覚的なモノをまとめるとこんな感じになります。

(注1)仕上げによっても左右されるので必ずしもではありません。
(注2)当協会の感覚的な主観による評価です。

評価の基準を
①変色による経年変化
②製品の可動部にシワが刻まれる経年変化
③革製品の重量。重さ。
④メンテナンスの頻度
⑤レザーの引き裂き強度(やぶけやすさ)
⑥耐熱(日光による日焼け)
⑦レザーの張り・分厚さ
⑧レザーの販売価格・相場
8つの項目で評価しています。

こうやって一覧で評価すると、変色やシワと言ったダイナミックな経年変化はやはりタンニン鞣し所謂ヌメ革なんでしょう。しかし、タンニン鞣しの革はメンテナンスをしっかりしないと破けやすいし、重たいし、なおかつ素材の価格が非常に高い。ぶっちゃけよう。タンニン鞣しのレザーの流通量など、レザー市場の10%前後だface06。ちなみに変色の経年変化は染色仕上げのレザーだけで、BUCOの革ジャンのようにレザーの表面に顔料を乗せると変色はない。茶芯は変色じゃなくて、顔料が剥がれただけ。

何か、レザーを特集した雑誌なんかは栃木レザーが最高のレザーだとか言ってつつ、Schottの特集でイチオシしたりしてるので少し笑ってしまう。現行品のSchottもライダースの老舗ブランドラングリッツレザーもクロム鞣し革だ。変色の経年変化は極めて控えめですが、引き裂き強度や耐熱が評価が良い。つまり丈夫なのはクロム鞣しの革って事です。レッドウィングのロガーブーツとかもあれはクロム鞣し革です。Schottも昔は、タンニン鞣しのレザーを採用してました。50年代のヴィンテージのワンスターとか馬革もあるぐらいでしたから。Schottは現行品も8万円前後でワンスターが販売されています。あれはクロムのレザーはタンニンよりも価格が安いことで抑えている事ができるとも言えます。ワンスターもタンニン鞣しに拘ると価格倍になるんやろうと思います。

レザーには一長一短あるのが鞣しの違いです。
各鞣しについては個別にブログで説明していきますね。

少々マニアックな内容にお付き合いお願いします(笑)。
2011年12月13日

経年変化とエイジングの定義

本日,無事に日本経年変化協会発足でき,興奮気味で自宅にたどり着きましたface02
株式会社ワイズエッグ様にWEBサイト制作を依頼させて頂いたものの,サイト開設までに準備段階でブログを書き溜めるように言われました。ブログを書くと言うのは非常に大変ですが,三日坊主にならないよう頑張って書いていきたいと思いますhand01。ブログの内容は専門的な用語から製品に至るまで出来るだけ書いて欲しいと言うことでしたので,本日発足のお知らせの直後ですが,本題について書きたいと思います。

経年変化とは?

経年変化とは,読んで字の如く「年を重ねるごとに変化していく様子」であり,辞書で調べてみると年月が経つうちに製品の品質・性能が変化すること。特に、摩耗・腐食などで性能が劣化すること。」と記されています。我々の日本経年変化協会では製品を長年使用することによる製品の変化と定義したいと思います。

エイジングとは?

私たちは度々,「経年変化によるエイジング」と表現することがありますface06。アメカジ系列のファッション雑誌などを開くと良く目にする表現です。
ところで”エイジング”と言う単語は実は日常生活で度々耳にしたことはありませんか?私は男性ですが,女性の方が良く耳にするかもしれません。
”エイジング”と単語は大きく二つの意味があります。
そう,1つは美容業界で使われる時,”エイジング=老化”と言う定義で用いられます。語源が英語のageから来ているからだと言われています。女性はきっと美容業界で耳にしているはずです。老化防止をアンチ・エイジングと表現していますicon11。老化と耳にしてそこに価値を感じるのは稀だと思います。
もう1つはワインやウィスキーなどのお酒の業界で用いられることがあります。その時は
”エイジング=熟成”と言う定義で用いられます。熟成されたワインは美味しいと表現しますね。

そう考えると製品にエイジングという表現は造語になるのですが,おそらく美容業界の意味ではなく,後者の”エイジング=熟成”と言う定義が近い意味でしょう。
デニムでは,デニムの穿き込んだ時の風合いが高く評価されることがありますface06ヴィンテージデニムなどは典型的な例でしょう。今ではユーズド加工と呼称してわざと穿き古した加工を施されています。何年も穿き込んで経年変化したデニムを美しいと感じるのであれば熟成であると私は考えています。
そこで
我々の日本経年変化協会ではエイジングの定義を長年愛着を持って製品を使用した際,経年変化により製品の風合いが熟成された美しいと思われる状態と定義したいと思います。

ブログ開始から何を小難しいことを言っているんだとのご指摘も頂きそうですが,曖昧な表現であるが故にきっちりと決めておきたいと思いました。今後
日本経年変化協会で用いる際は上記の意味で用いることをご了承よろしくお願いいたします。

【おさらい・まとめ】

経年変化の意味(日本経年変化協会認定)

製品を長年使用することによる製品の変化


エイジングの意味(日本経年変化協会認定)

長年愛着を持って製品を使用した際,経年変化により製品の風合いが熟成された美しいと思われる状態