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2016年09月23日

2016年09月23日 絶対の自信作リリース予定

こんばんはkabinkusa

前回のブログ、チュッパチャプス専用ケースは想像以上の反響を頂きましたface03
現在、その反響をパートナーの椎名賢君にも伝えて、もっか改良してリリースの方向で進んでおりますkirakira
皆様の応援ありがとうございますm(_ _)m

で、実はもう一つ企画しております。
だってレザーの季節である秋冬ですもんkiirokinoko

もっか試作製作中の椎名賢君kuma
写真撮影時は試作製作中でしたが、試作は上々の出来栄えで、今月中旬から本製作に着手予定でございますkirakira


これは絶対にオーダー頂きたい、だってド定番のトート・バッグだもん。
鞄で珍しい外縫いだからスムースのオールレザー。育てて欲しい。

今回製作しているのはトート・バッグでございますkuma

【トート・バッグとは】
通常持ち手が2本あり、多用途で用いられる、手持ち鞄。「トート(tote)」は、アメリカの俗語で「運ぶ(carry)」、「背負う」を意味する。ハンドバッグの一種。無駄を削って持ち運ぶことだけに特化したストイックな機能性を最大の特徴とする。
(引用Wikipedia

トート・バッグはシンプルな機能性重視のバッグだんですけど、使い勝手はメッチャ良い。
せっかく椎名賢君と一緒にセルフプロデュースブランドSpecialite & Entreeを立ち上げたのに、定番のトート・バッグが無いってのは可笑しいよね~(笑)。と話していたけども日々のオーダー製作で新作に着手できずにおりましたicon11

今回オリジナルレザーPate(パテを採用したスムースレザーのオールレザーでリリースさせて頂きます。

この一文で「オッ?」と思った方。「ピクッ」ってなった方。
そんな方々は相当なモノ好き、そして鞄に詳しい方々ですface03
鞄は通常内縫いを行いますので、一般的に多いのがシワが目立たないシュリンク、ダコダ系のレザーかスムースでも柔軟性のあるソフトレザーを採用します。

【鞄の内縫いとは?】
鞄本体は内縫いと言われる技法が用いられます。
鞄本体の縫製跡を見せないようにするため、本体を袋状に縫製してひっくり返す作業が発生したり、針穴が目立ってしまうことがあります。

こんな感じでひっくり返してからシワが入るケース。
(画像引用及び詳細はHertzさんをご参照下さい。)


このような状態では方法は二つ。

Hertzさんのようにそれでも素材にこだわるなら、シワが入る事を予め断っておく。
②シワが目立たない天然シュリンクやダコダのレザー、もしくはソフトレザーを使う。

この二つしか方法はございませんface06
①のようにHertzさんは質実剛健なモノ造りにこだわるのも大変なことです。分厚い革をひっくり返すのは作り手の職人さんは重労働であって、ブランド・アイデンティティつまり自分たちのモノ造りが明確な証拠で良い悪いではなく、素晴らしいと私個人は思いますface03

ちなみに私と椎名君は、新品の状態でシワが入るのは個人的な好みではないので、内縫いでの鞄ではスムースレザーを避けて天然シュリンクやダコダ、もしくはソフトレザーを採用することを行ってきました。

ロングセラーとなったEntreeブランドからリリースしているショルダーバッグ『Lance』も内縫いでの製作となるために、ダコダ調のオリジナルレザーSel(セル)を企画して製作しています。


今回鞄本体を外縫いにすることで肉厚レザーでシワの無い鞄本体を実現

今回、製作するトート・バッグの本体は鞄を外縫いする製作工程を採用しています。
以前から外縫いの製作を行っていますが、手が慣れた事から研究熱心な椎名君がさらに製作技術を向上させ、肉厚のスムースレザーでありながら、シワの入らないレザーバッグの製作が可能となりましたkirakira

カラーはネイヴィーと、ダークブラウンでリリース予定です。
オールレザーで3万8千円(税抜)を予定しております。
肉厚レザーでクラフト感ではなく、高級感のデザイン設計なんですよねface03
来月10月の中旬頃リリースなんですけど、これは良いんです~。

トート・バッグ便利ですからヘビロテして育てるバッグとなります。
楽しみ~。

2016年09月09日

2016年09月09日 魅力的な『無駄』

こんにちはkabinkusa

夏休みが終わったら今年も残す所後、4ヶ月。早くね?メッチャ月日経つの早くね??
今年は私は体調不良に悩まされました。年明けからずっと病院通っているよ~なicon11
採血、注射、点滴face07初めは痛くて怖かったけど最近はも~慣れてしまいました。
その甲斐あって、最近よ~やく体調が回復してきました。健康が一番っすねkirakira

今日はセルフプロデュースしているSpecialite & Entreeのパートナーである鞄職人、椎名賢君とずっと商品化するかど~か悩んでいるアイテムがあるのですが、是非皆様のご意見を伺いたいので、ブログをしたためましたtanuki


『無駄』なモノに心トキメクってないですか??

数年前にレザー製のFRISKの専用ケースって流行りませんでした?
何か、色んなメーカーや、工房・アトリエから3,000円前後でリリースされていました。一時ね、色んな所から
「会長さんも、FRISKの専用ケース企画してみません?」
とお話を頂戴したこともございましたが、一切興味沸かなかったので、手がけませんでした(笑)。

だって、私FRISK食べれませんからねface08
ミント、ハッカ、メンソールって言う口がスースーするものが生理的に無理なんですよicon11。歯磨き粉だって低刺激ですし・・・。

でこの話が流れ3年ぐらいでしたが、相方の椎名賢君がこれならどう??
試作したアイテム。これがまた、本当に無駄に職人技を詰め込み、無駄に品質が高いレザーじゃないといけない代物。


「チュッパチャップス」甘いから大丈夫(笑)?
椎名賢君がまたアホな試作で製作したのがこちら(笑)。

チュッパチャプス専用ケース(試作)
価格:未定
素材:牛革(タンニン鞣し、もしくは脱クロでも多量のタンニンが必要)
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:Specialite & Entree CTO 椎名賢


FRISKは私はお口がスースーして生理的にダメですが、甘いものは大好きface05。チョコとかキャンデーとかグミとかメッチャ好きだね。ってことで、なら甘いものならと注目されたがチュッパチャプス(笑)。
余談ですが、私はジギングと言って釣り船で沖に出てルアーを投げるのが趣味。椎名君は山へ山菜採りへ行くのが趣味なんです(笑)。icon11お互い遭難する可能性が無いとは言えない趣味(笑)。
「登山家は万が一の為、チョコレートを最後の甘みとして肌身離さず持っているらしい。」
だったら、僕らはチュッパチャプスだ。ってノリですね。

こんな形で鞄やベルトループに取り付けることが出来るような、何となくの設計ですicon11
だってまだ試作だからね。

『無駄なモノ』って何か妙に心トキメクんですよね。
多分これは売れないんですよ(笑)
だって凄く製作費用が高額になっちゃうから・・・。
なので、会計士やスタッフから「面白いけど、売れないからダメ」って言われて凹んでおりました(笑)。
仰るとおり、けど何とか形にしたい私と椎名君で現在改良中です。


製作日数はそこらの革小物よりかかる。だから大量生産もできない。
価格を少しでも手頃にするために現在思案中。

試作の段階で椎名君から
「これは商品にならないから、商売にならないね・・・。だって高すぎるもん・・・。」
現段階でリリースすると残念ながら販売価格はまさかの3万円超えface08チュッパチャプス何ダース買えるねん!!って突っ込んでしまいましたわ・・・icon11

実は、製作には非常に大きな問題点が二つ

①素材のレザーはフルタンもしくはタンニン濃度が高い脱クロムレザー限定。
②製作日数が最低1ヶ月でかつ数を製作するのが不可。

この課題をクリアしなければならないんですicon11。ハードル高えよ・・・。
チュッパチャプスを包み込むこの球体の形状は、関東の方には馴染みは無いですが、たこ焼きの鉄板に革を打ち付けて形成剤で固めております。関西ではどこの家庭にも一つは常備してます。うちにもあります(笑)。形成剤で固めるにはタンニン成分じゃないとダメなんで、クロムの革が使えないので、素材の価格を調整することは不可能なんです。

ってことは製作でコストダウンを図るしかない・・・。
四角く裁断した革を形成して球体の部分だけ手断ちで裁断するので、パーツの切り出しだけで凄く時間がかかり、そこから磨きなどの下処理して縫製して再度手作業で磨きあげると言う簡単に言うとこんな製作工程icon11

で今考えていることが

ケースの開閉をガマグチにしちゃうタイプ(笑)。
椎名君がネットで検索しまくって理想に近いやつを取り寄せてくれましたkabinkusa
ガマグチで開けてチュッパチャプスを取り出すって可愛くないですか?

ガマグチ片手に検討する真剣な椎名君。
「これ難しいなぁ~。ま~いつも難しいことばかり考えさせられるけど・・・。」

で、これ私の計算なんですけど(丼ぶり勘定)、1万5千円ぐらいの販売価格まで落とせるはずface03
スタッフからは
チュッパチャプス一つしか入らないケースで1万5千円?あり得ないでしょ?」
総スカンtanuki
う、う、うるさ~いangly
何でもダメダメ言いやがって(笑)。

是非皆さまのご意見を伺いたいです。
2016年09月03日

2016年09月03日 本気で職人さんになりたい方養成致します

おはようございますicon01

も~9月ですよ。一年って本当に早いですねぇ~(遠い目)kirakira
ちょい2週間ぐらいブログサボっておりましたが、ちょっと準備してることがございました。
調整が整ったので本日発表致します。


本気で革小物・鞄職人を希望される方へ無料の養成講座を開設致します

革職人になりたいって思った時どうすれば良いんでしょうか??

まず、思いつくのは独学。結構大変ですicon11
専門学校とか?お金がかかるし、社会人だと仕事もあります。
職人さんの元にワークショップ的に弟子入りする?それもお金が掛かることが多い。

私が日本経年変化協会でやりたいことは、色んなアイテムのご紹介だけでなく、日本のモノ造りを支える職人さんを応援したいこともあります。

昨年より、職人さんをど~やって養成して育てていこうか?と考えておりました。


養成講座募集要項

今回の養成講座では
『本気で将来、職人として独立して生計を立てていきたい。』
と考えているかたに限定させて頂きます。
したがって、面接させて頂きますkabinkusa

【募集要項】
性別   : 男女問わず
年齢   : 20歳~30歳迄
募集人数 : 1名~2名
場所   : 兵庫県姫路市花田町小川1137-1
指導回数 : 週1回~(ご希望を考慮致します)
月謝   : 無料
指導職人 : 椎名賢

【その他・備考】
・養成講座ですが、学費を頂かないので『お客様扱い』は致しません。
・卓越した技術を持つ職人である『椎名賢』氏の弟子入りであり、雇用でもないので給与は一切発生いたしません。
・ある程度の製作技術が身についた時点で『アシスタント』に昇格した場合は製作に応じて報酬が発生致します。
・当協会企画アイテムの製作を通じて、職人に必要な知識、技術を習得して頂きます。
・もちろん、ご自分で製作したいアイテムも製作して頂き、その際の指導もさせて頂きます。
・将来の独立に必要な革や機材の仕入れルートなど人脈もご紹介させて頂きます。

【お問い合わせ・面接について】
・面接は日本経年変化協会の会長、椎名賢氏の両名で行わさせて頂きます。
・人柄と情熱的な部分、職人に必要な素養を選定基準とさせて頂きます。
・お問い合わせ、面接希望の方は下記メールアドレスまでご連絡下さい。追ってご連絡差し上げます。
  contact@agingjapan.com

職人はずっとミシンをやっているイメージがございますが、一つの作品を作り上げるのに、ミシンの割合はごく少しです。
「ミシンは自転車に乗るぐらいの感覚で出来て当たり前。」
と言うのが今回師匠になって指導してくれる鞄職人の椎名賢氏は言います。
レザーと言ってもクロム、タンニンなど鞣しによって異なり、仕上げによっても大きく異なります。
アトリエの周りには数多くのタンナーが存在し、レザーにも精通できる環境です。私自身もモットーがありまして
「実戦に勝る修行はない。」
と思います。上達するには一番の近道かと思います。

製作の技術がある程度の所まで上達すると面談の上『アシスタント』になって頂きます。
製作における一つに工程をお願いします。
独立後は外注としてお仕事をお願いできるまでになればと想っています。


現在3名のお弟子さんがいらっしゃます。
女性や海外の方もいらっしゃいます。
今後、兄弟子となって情報交換ができると思います。

皆さん、別にお仕事をされている社会人の方々ですが、休みの日に通われております。
直接椎名賢氏に弟子入りを志願された方。モノ造りに興味を持っていた方に私が声を掛けたメンバーです。
今回一般に公募するのは初めての試みです。

まだまだ、私達も小さな組織ですのでこれぐらいしか出来ませんが、モノの魅力やハンドメイドの魅力を伝えていければと思います。
2016年08月13日

2016年08月13日 私の経年変化サンプルでございます。

こんばんはkabinkusa

国民3大休暇の一つお盆ですkirakira
皆様如何お過ごしでしょうか??職人さんもスタッフも帰省しちゃって独りぼっちですicon11
まぁ~私は、生まれも育ちも神戸なので帰省ってもんがないので、お墓参りしてゆっくり過ごすのが例年のお盆です。
事故や事件に巻き込まれないように楽しい休日を過ごしてくださいね。

今回は独りぼっちの私が自分の経年変化サンプルをご紹介致します(笑)。
オリジナルのレザーと自分の企画したアイテムの経年変化が見たくて仕方ないので、毎日愛用するのが楽しくてワクワクしながら日々過ごしております。今回ご紹介するのはこちら。


栃木レザーに負けない経年変化を見せてくれたオリジナルレザーの『Pate』

画像左が新品。画像右が私の愛用約半年kusa
ちなみにノーメンテナンスです(笑)。

キーケース 『Fixation』
価格:9,000円(税別)
ブランド:Entree(アントレ)
素材:牛革 or 馬革
カラー:グリーン、バーガンディー、レッド、ブラック(パラフィン)
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢

今年の1月にEntreeブランドでリリースさせて頂きましたキーケース『Fixation』
これ外装パーツのレザーが色んなタンナーさんのレザーを採用しているのが面白いトコロですが、私はグリーンの栃木レザーモデルを愛用しておりますface05
内装パーツはオリジナルのスムースレザーの『Pate』
『Pate』は脱クロム製法と言う鞣し技法で一度クロムで鞣した後クロムを抜き取って再度タンニン鞣しを行う技法で、近年急速に普及しつつある鞣し技法です。『Pate』はとりわけ、クロムを多くの割合で抜き取りタンニン鞣しを施し仕上げは染色とオイルだけと溶剤を一切用いずに仕上げたのが大きな特徴です。想定される経年変化は通常のヌメ革と同じく、色濃く艶が出るものと思われますが、百聞は一見にしかずで実際に使ってみたいのです(笑)。
栃木レザーはヌメ革ですので、色濃くなりました。

内装を見てみましょう。

バッチリ経年変化してます。想定通りのface03
半年でバッチリ飴色に変化してきましたよ~。細かく見てみましょう。


『経年変化する革』ってのはある程度のタンニンと最終的には仕上げなんですな

ええがなぁ~(自画自賛icon11)。

ここ数年播州エリアのタンナーさんと親交を深めて色々レザーのお勉強をしてきました。
革らしい経年変化にはある程度のタンニンの量とレザーの仕上げが重要なんですなface06
以前、姫路レザー有限会社とコラボしてアルコタンニンレザーと言うレザーを企画しました。これも脱クロム製法なんですが良いレザーに仕上がったのですが、ど~してもヌメ革と比較すると経年変化が控えめと言うのが実感でした。『Pate』は革小物にしてもヌメ革と遜色ないスピードで経年変化しました。
これは事実物理的な理由としては溶剤(化学薬品)を用いるか用いないか、よ~するに仕上げの問題なんですねtanuki
私はフルタンニン鞣しのヌメ革と遜色ない素材を求めていたので、試行錯誤で時間をかけまくって協力してくれるメンバーと共に理想とするオリジナルレザーを企画したんです。

ヌメ革は空気に触れることで日焼けをしますが、『Pate』も日焼けしちゃいます。
なので、日光に当たらないように保管しなければなりません。

スプリングホックボタンのアタリまで出ていますface03
自宅の鍵で使ってるので、毎日開閉を繰り返しますからね。

そしてキーフックもこだわって別注です。
耐久性を考えてキーフックは鉄製のものしか存在しないと言うことが分かって、商社さんに無理なお願いを叶えて頂きましたface03
無垢の真鍮をメッキすると言うBZメッキを施しました。ブラス製と同じく、鈍く経年変化してきました。

ちなみに新品はこんな感じで白っぽく金ピカkirakira
半年経ってめっちゃ経年変化する事が分かりました。

ブランドロゴもばっちり崩れることもなく、健在(笑)。
溶剤のあるレザーでは刻印が消えてくるんですが・・・(笑)。
ここでは深くは触れません(笑)icon23

Entreeブランドは、上質な革素材とハンドメイドの魅力を感じて頂く入門ブランドの役割を要するため、時間と手間はある程度省略するため、革テープの縫製(コレも難しい技術だけどね)を採用しています。ヌメ革だと、擦り切れやすいのですが全然ダメージ無し。
これはレザーの芯にクロムが残っているところが耐久性がヌメ革よりあると思われます。

多くのアトリエや工房の職人の方々に
「これヌメ革そのものですやん!!」
とお言葉を頂戴しておりましたが、やはり革はアイテムにして使い込んでからが品質の見せ所なんで、自分でメッチャ使い込んでみました。
ちなみに、冬場はジャケットのポケットに入れることもありましたが、基本ポケットには入れてません。
革小物は圧力かかると変形しやすいですからね。

だいたい、鞄のポケットが定位置でございます(笑)。


オマケ
~オリジナルで脱クロム製法に拘る理由~

時折ですが、
「何故脱クロム製法なんですか?クロムを抜いてタンニンを入れるなら最初からヌメ革で良いのでは??」
とご質問を頂きます。
うむ。ごもっともなご意見です。

理由としては現在、市場に流通しているレザーの9割以上がクロム鞣しと言われており、タンニン鞣しのレザーはごく少量なんですよね。
このような背景の理由として

①タンニン鞣しは時間がかかる(大量生産に不向き)
②経年変化の概念は実はマニアック

って事があります。
多くのタンナーの方々と交流を深めてきてもタンナーさんの多くが
「会長さんよ~。本当にこの仕上~げで良いの?革が焼けて変色しちゃうよ??」
と言われます(笑)。
これは革製品を扱うメーカーやブランドの多くができるだけ新品の状態を保ちたいと言うモノづくりをしているからだと思います。
VUITTONの鞄で確かに経年変化なんて言う概念はありませんからね(笑)。メーカーやブランドの多くもお客様のクレームが怖い。溶剤を使ってしまうのはこのためなんですよね。洋服なんかの色移りとかね。革靴穿いて靴下の色変わってしまった経験とかないですか?
革製品の愛好家の方々は知識ありますが、一般の方はそ~でない事が多いので(笑)。

話を本題に戻すと、フルタンニン鞣しのレザーは当然流通量が少ないので高価です。勿論レザー精製に時間がかかるので、製作費用も高い。塩漬けの原皮を仕入れても冷蔵機能がある倉庫が必要なので設備費もかかる。鞣す前に洗浄するので時間と大量の水を使うので、水道代金も莫大にかかる。そして脱毛するには石灰とまたもや大量の水が必要。脱毛したらまた洗浄するので大量の水が必要。そして鞣すにも大量の水が必要と経費が半端無くかかるレザーなんです。

そして近年原皮そのものの価格が値上がり中icon11。(理由は色々あるよ~ですが)。
原材料が値上がれば商品の値上げも余儀なくされる訳で多くの革製品を製作するメーカーさんも頭を悩ませているようです。

脱クロムの良いところは塩漬けの原皮でなく、北米のタンナーがクロム鞣し行った状態、所謂ウエットブルーで輸入することができます。
一度クロム鞣ししてるので、冷蔵装置の設備も入らないし鞣し工程の前の工程までの時間と大量の水が必要ありませんface06

動物の皮膚(Skin)を腐らないようにした状態が革(Leather)であり、タンニンやクロムと言うのは防腐剤です。
クロム鞣しの状態でクロムと言う防腐剤を抜き取ってタンニンと言う防腐剤に入れ替える。これが脱クロム製法なんです。
あとは昔ながらの仕上げを行うことで、クロムの丈夫さを残しつつタンニン鞣しの革らしい風合いをそのままに表現できて、精製費用を抑える事ができると言うのがメリットだと私は思います。

革らしい革を好む愛好家の方々は私も含めてマニアックなんですよ(皆さん自覚しようw)。
話が長くなってしまうので別の機会にお話できればと思いますが、タンニン鞣しの革は実は万能ではなく、作りたいモノによって向き不向きが出てきます。なので、私も企画する時にフルタンで行く場合とそ~でない場合で素材選定を行います。

今回オリジナルレザーはヌメ革に遜色ない経年変化で大満足しましたkuma

あ、いつもスタッフに宣伝しないと叱られているので・・・icon11
キーケース『Fixation』はこちらで販売しております。
完売したり、在庫僅かなお色もあるそ~で。
オーソドックスなキーケースなんで、飽きずに気負わずに、使い込んで育てて欲しいです。だって私はノーメンテ(笑)。


2016年08月06日

2016年08月06日 ワイルドな栃木レザーで~。

こんばんはkabinkusa

も~ね暑すぎますicon11
今日日中車で出かけて用事済ませて車乗り込んだら、二の腕にシートベルトの金属か何かが当たって火傷しましたface07
「あつぅぅぅ。車で火傷したやん!!見てここ。ここ見て。」
と必死に同行したスタッフに訴えても、メッチャ冷たい視線を送られて凹んでおります。
ま、しかし本日神戸は花火大会で、オフィスから花火見えるので夏を感じながら、ブログを更新しております。


ワイルドな栃木レザーを使ってみようと思う今日このごろ

個人的にちょっと面白いやん。と思うレザーをゲット。

これ。
暑い時に革広げるのは重労働だから、心配せずに冷たい視線を送ったスタッフご指名で広げてもらいました(笑)。
これはピット鞣しで定評のあるご存知の方々が多い栃木レザーの皮革でございますkirakira
個人的にどこのレザーが好きって事はございません。
経年変化するタンニンたっぷりのレザーが好きでして。
姫路では姫路の方々が協力して頂けるので、基本革の仕入れはタンナーさんから直に仕入れたり、オリジナルで製作してもらうことができます。なんで、私好みのレザーをタンナーさんと直接やり取りできるので、有り難いんですよね。

ところが、栃木レザーの皮革はタンナーさん直販売は基本行っていないので、商社さん経由での仕入れとなります。
現状のラインナップで気に入ったモノや、企画プロデュースが「栃木レザー使って欲しい。」と言われると引っ張ってくるって感じです。

その時にお世話になるのが大阪にある栃木レザーの一次代理店であるハシモト産業さんです。
日本経年変化協会が設立した当初からお世話になっておりますface05。社長さんは栃木レザーの監査役でもあります。

ここ最近では珍しい272デシと大きな皮革にニッコリface03
今回、私がこのレザーが面白いと思ったのは
①分厚いオイルレザーであること。
②傷などそのままの、自然なレザーであること。
この2点ですkirakira

厚みも2mm厚と重厚感あります。
んでもってオイル仕上げなんで肉厚だけどしっとりと柔らかいのも特徴。


ただし、通常であれば隠してしまう傷をあえて残してある仕上げが良い。
一般的なブランドやメーカーさんは傷を避けて裁断する(うちもそ~だけどicon11)ので、敬遠される仕上げの革だね・・・。

でも何だろう?
レザー(Lether)は元々は牛馬の皮膚(Skin)なんだからあえて傷を使ったアイテムが無性に欲しくなってきた。
鞄だったら分厚いレザーは鞄の本体に使えないからパーツになるけど、鞄のパーツに傷があったらなんだか不細工だし・・・。

そ~だ。財布を新調しよう。
年末に向けてね。


Gum-A-Mamaの本田さんに速攻お願いしました

お財布と言えば・・・。
神戸発のレザーブランドで全国的に熱狂的なファンを要するGum-A-Mama Lethersの代表である本田宏治氏に限ります。速攻お電話。
「本田さん、栃木レザーでちょっと面白いのあるんですけど~。」
盆明けに持ち込みます。
3万円前後で長財布ワイルド栃木レザーヴァージョンリリースすると思います。
暑いけどワクワクするなぁ~。
傷も財布によって変わるから同じ革で全部違うって(笑)。

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