こんにちは
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日本経年変化協会です

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夢の様なゴールデンウィークが終わってしまいました

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皆様いかがお過ごしでしたか?
私はダラダラしたかったんですけどね、直営ブランドの
『Specialite』と
『Entree』の準備と、連休前に
「日本経年変化協会とコラボしたい!!」
とお話を複数頂いておりまして、今年はちょっと頑張りました。
コラボって企画する方としては新しい学びが多いので、面白いんです

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どことコラボしてどんなアイテムが出るのかはちょっとずつご紹介していきます。
今回はコラボで思いついたものを自分専用で製作してもらったのでご紹介させて頂きます。
レザーと異素材の組み合わせで経年変化を考えてみた件
きっかけは昨年のXmasにとある知人の紹介でオーダーメイドのスーツ専門店様の三代目とお会いしたことです。
どこのオーダーメイドスーツ専門店かは今後企画が決定次第ご紹介させて頂きますが、
「オーダーメイドのスーツ生地を使ったスーツに合わせた革小物はどうでしょう?」
とご相談頂いたのが最初。
面白そうじゃん

!!
と言うのと三代目と共通の趣味趣向がありまして意気投合してコラボ計画を薦めております。
そしてレザーと異素材の組み合わせでまずは会長の私仕様と言うことで製作したのがこちら。
名刺ケース『Carte』 : 8,500円(税別)
ブランド : Entree(アントレ)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory 代表 椎名賢
素材 : メルトン生地 & 牛革(脱クロム製法オリジナル皮革『Pate』)
※素材、カラーは日本経年変化協会会長仕様です。
※ブランド直販はオールレザーヴァージョン。
※異素材ヴァージョンはテーラー屋さんのみの取扱。
私が
日本経年変化協会の会長としてあまり顔出ししておりませんが、名刺持っております(笑)。
直販を望む声が多いので、現在通販やショールームの準備をしておりますが、直販ヴァージョンはオールレザーとなります。
今回ご紹介する異素材コンビネーションヴァージョンはコラボするテーラー屋さん限定となります。
外装パーツを異素材。インナーパーツをレザーと言う組み合わせ
異素材は今回のようなメルトン生地だけでなく、スーツ生地やツィード生地など生地ならではの美しさを引き立たせるために外装パーツに生地を採用するデザインとなっております

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迷彩は実は今年の冬モデルにハンティングジャケットをリリース予定ですので、その余りのメルトン生地でございます(笑)。
あと、私は赤好きなんで、赤を採用しただけです

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内装パーツにレザーを採用しております。
構造パターンは外装の本体パーツがインナーパーツを覆いかぶさるようになっており、ハトメでポケットパーツと固定するパターンとなっています。
名刺収納スペースは2箇所と定番で、片方がマチ付きポケットとなっております。
オリジナル皮革素材『Pate』の品質と作り手の技術と異素材コンビ設計が求められた職人の知恵の結晶
今回最初からレザーと異素材のコンビで企画すると決めていました。
異素材とレザーを組み合わせることを考えるとコバの磨きはできません。
で、今回の名刺ケースはこんな感じの設計になっております。

一本のテープを作成して縫製すると言う設計です

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素材には
日本経年変化協会オリジナル皮革レーベル
『Marche』から丘染めスムースレザーの
『Pate』を採用しております

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『Pate』は
姫路レザー有限会社で企画プロデュースさせて頂いた
アルコタンニンレザーよりさらにクロムを抜き取った脱クロム製法を採用しており、よりフルタンニンレザーに近い性質を兼ね備えている高品質レザーです。他の工房では
「これ良いヌメですねぇ~。」
と言われるほどクロムの性質は目に見えません。素人がコバに水つけて磨いただけでコバがピカピカになるほどタンニン成分が強いのです。
今回の名刺ケースのテープは厚さ0.3mmまで漉きをかけています。
通常のヌメでは厚さ0.3mmのテープで張力をかけて縫製を行うと避けやすいのですが、
『Pate』は脱クロム製法の特徴である耐久性が発揮され、0.3mmと言う厚みにも関わらずストレスなく、縫製を施せました

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しかし、このテープの縫製技術、現物を確認された複数のアトリエの職人さんも唸ってしまう仕上がりの良さ・・・。
さすが、椎名賢氏です。椎名賢氏率いる
Ken Shiina Design Laboratoryには現在アシスタントが3名いらっしゃいますが、こちらの名刺ケース
『Carte』を縫製できるのは代表の椎名賢氏だけです・・・。

テープの曲線も皺1つなく、綺麗に縫製をかけています

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私と同い年の職人ですが、毎回凄いなと感心してしまいます。
ネン入れ1つですらデザイン上欠かせないので手間を惜しまず、ネンが綺麗にはいる素材であることをアピールしたい
名刺ケース
『Carte』のインナーパーツには全てのパーツにネンを入れております。

ネンは通常縫製したい部分に目安のラインとして入れるケースが多いですが、あえてデザイン上ネン入れを行っています。
ネンを入れることによってのっぺりした表情からしまって見せるヴィジュアル効果があるからです

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ネン入れも縫製と同じく失敗するとそのレザーは破棄になるので、基本余計なネン入れは敬遠しがちな職人さんが多いですが、それだけ椎名賢氏は技術に自信を持っているとも言えます

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また、ネン入れが綺麗に施せるかどうかは職人の腕+素材の品質が問われます。
顔料吹付けのピグメント仕上げのレザーのような吟面に何かしら加工をしているレザーやクロム鞣しのレザーではネン入れは綺麗に行えません。
『Pate』が素揚げの丘染め染色の高品質レザーであるが故に品質の良さを味わってもらいたいと言う思いも込めております。
「価格以上の品質を実現したい。」 「レザー素材とハンドメイドを身近に体験して欲しい。」
そんな想いを込めたブランドが『Entree』なんです
私は何時も周囲の人たちや企画を依頼してくれるショップさんやメーカーさんに何時も言いますが
「別に商品企画は僕の欲しい商品を個人で作ってもらってそれをお分けしているだけ。」
「別に商品企画をやるために日本経年変化協会を発足したわけじゃない。」
と言っています

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自分が市販品で売ってないモノを欲しくて職人さんにオーダーしたら仲間内が欲しがって流れで気づけばこんな感じに

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自分が企画プロデュースしたアイテムを気に入ってもらえるのが嬉しくて現在に至っています。
最高品質の素材にパターンに時間をかけ全て手作業で組み立てる。販売したら人件費(製作費用)と年々値上がりする皮革素材の代金で高額になってしまいます

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「別に高級品が欲しいわけでなくて、上等品が欲しい。」
最近そう思うようになってると色んな方々が協力して頂けるようになりました。
鞄職人の椎名賢氏とは10年近く前に出会い、彼も独立しておらず、私も一サラリーマンで
日本経年変化協会を発足しておらず、関係が途切れず今に至っているのは何かの縁だろう。と感じました。周囲の直販を望む声も日増しに大きくなってきたこともあり、
「これまでの最高品質のモノ造りでブランドを立ち上げるのもい~けど、もっと身近にハンドメイドや使い込めるアイテムがあっても良いと思わない??」
椎名賢氏に相談を持ちかけて、コンセプトを理解してもらったうえで生まれたのが
『Entree』です。
最高品質のアイテムは
『Specialite』(スペシャリテ)と名づけました。
私がメニュー(献立)を考えて、素材を活かして職人が創りだす。レストランみたい。
なので、フレンチレストランの看板料理と言う意味でと
『Specialite』(スペシャリテ)命名しました。
メインの看板料理の前の前菜。一流レストランの前菜は次に出てくる看板料理を心待ちにさせる。
そんな想いで
『Entree』(アントレ)と命名しています。

前菜はスプーンで召し上がる事がおおいので、スプーンをモチーフにしたブランドロゴを施しました。
身近にレザーの経年変化とハンドメイドのクオリティーを味わって頂きたいと思います。
※先行してコラボアイテムはコラボ先が取扱販売を行う予定です。
※直販は秋口に通販サイト及びショールームを設立予定です。
※現在スタッフ研修中。会長の私が頼りないので頼りにしています。
今後共応援よろしくお願いたします。