こんにちは

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いつもありがとうございます

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春だからかな?お問い合わせで多いのはこんな内容。
お話をお伺いする限り、デニムの代表的な色落ちを望まれているそうですね。
なので、今回は経年変化を楽しむ愛でる当協会として
デニムの育て方をまとめておきたいと思います

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ベタな色落ちさせるなら、ジャストサイズでストレートデニムを選ぶべし
一言でデニムパンツと言っても様々なモデルが存在するわけですよ。
太めのワイドなモノから、スリムジーンズ、ペインターや今ではもう様々。
どのブランドが良いとかなく、現在の国産デニムブランドは世界一作り込まれてると思いますので、ブランドを問わず、
少しタイト目ジャストサイズのストレートデニムを選ぶ!!
これに尽きます

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サイズ選びとデニムのモデルで色落ちは大きく変わってきます。
オーバーサイズやワイドなモデルを選ぶと色落ちはやんわりします。
タイト過ぎるとお腹と股間が苦しくなります

(笑)。
デニムは穿いていると新品の時より伸びるので少しタイト目のジャストサイズと言う感覚で私は選んでます。
デニムを穿く頻度と洗濯は好みです
これも多いご質問なんですが、
デニムを洗わないのは私的にはNG。
だって不衛生だし、異性に嫌われちゃうよ

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簡単にまとめると。
①頻繁に洗濯すると水色に育つ!
②穿きまくるのではなく、パンツローテーションで洗濯回数を減らして穿くべし!
デニムは洗濯機で漂白剤入ってない家庭用洗剤で洗って良いと思います。
デニム専用洗剤こだわって使ってもOK。
個人的には実験してみたけど、あんま大差なかったですが

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毎月洗濯しちゃうとデニムが全体的に色落ちしちゃうので水色になるのが早いですよね。
買った当初は毎日穿いて1ヶ月目で洗濯。
後はパンツローテーションに組み込んで雨の日とかは避ける。
新しい状態で夏場の着用は避ける
を心がけております。私はね。
買った時はワンウォッシュされていてもまだ生地が馴染んでないのでもう親の仇のように毎日穿きます。
で一度洗濯して1週間に2回程度穿くようにしてローテーションに組み込んで、自分で汚れたなぁ~と思ったタイミングで洗います。
大体これで3年~5年で理想的な色落ちになるかと思います。
私がこの穿き方でデニム育ててますので、実際にご紹介しますね。
フラットヘッドのストレート5年着用で今資料用サンプル
私も私物はペラペラに穿き倒すデニムもありますが、最近は
日本経年変化協会の事務所に経年変化サンプルとして保管する場合もあります。今回は保管してるデニムになりますが、こちら。

これは
THE FLAT HEADさんのストレート3005ですね。
ちょっと前まで神戸は元町に
THE FLAT HEADさんの取扱いショップがありましたが、閉店しちゃいまして最近ご無沙汰のブランドではあります。
ベタなデニムらしい色落ちでしたのでここで穿くのを止めて経年変化サンプルとしています。

リアはこんな感じ。
ジャストで穿くと遠目で見てわかるぐらい蜂の巣が出てきます。
オーバーサイズやワイドなモデル穿くとリアの色落ちは柔らかになります。

デニム愛好家は大好きな
ヒゲもばっちり。
ジャストサイズで穿くと色落ちの明暗が非常にくっきり出てきます。

ボタンフライの
アタリも明確に。凹凸感がたまりません

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縦落ちもハッキリ。
膝は抜けております。
特にこのデニムは個人的に単車用にしてましたので両膝抜けております。
縦落ちに関しては国産デニムブランドはデニム生地に拘ってますのでどのブランドもキレイに落ちると思います。
セルビッチのアタリは微妙だな

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私は裾は絶対踏まないように穿いています。
チェーンステッチ特有の凹凸感のあるアタリははいいね。
単車乗ってると裾付近にダメージは出ますね。ま、これはこれで味です。

このときはイキってジッポで喫煙していたので、コインポケットにアタリは出てます。
ポッケからジッポを出し入れしていたので、ステッチ飛んでますね。
このへんの経年変化はオーナーのライフスタイルと言うことです。

左側のリアポケット。
理想的なアタリは出てます。
どうしても単車乗るとリアのステッチ飛んじゃいます。

リア右側ポケット。
ワレット差し込んでましたので、ワレットのアタリくっきり。
ステッチは消失?
これはこれでライフスタイルが刻み込まれた経年変化です。これがお尻の圧、ケツアツの経年変化です

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引いて見るとこんな感じ。
ベルトループのアタリもあって良い感じかと思います。
革パッチは屈強。
やっぱりレザーは耐久性のある天然素材です。
モデルやサイズの印字が消失してますね。
蜂の巣。私はデニムの経年変化で
蜂の巣好きです。
とまぁ~ジャストサイズでストレート選べば普通に穿いていれば理想的な色落ちに育てることができるかと思います。
ポイントは決して焦らないこと。
デニムも革ジャンも無理くりダメージ与えるような使い方はしないで下さい。
大切に愛着もって何年も愛用してあげると、忘れた頃に立派に育ってますから。
今回ご紹介したサンプルは破けもなく、幸いリペアもしてません。
私も破けなどしてリペアしたデニムも勿論あります。
それでも愛着持って使うことには変わりません。
今から春まっさかりですからお気に入りの一本選ぶには良い時期ですね。