新着情報トピック

2013年09月05日

真っ赤レザープロジェクト今月始動予定

こんにちはkabinkusa
日本経年変化協会ですkuma

ここ最近台風で日本中のアチコチで大雨のニュースでしたicon11
昨日の関西も凄い暴風雨でしたよface08。お気に入りの傘が折れてしまい、心が折れましたface07

構想・企画から1年真っ赤なレザーで一流の職人さんたちで仕立てた極上のアイテムを生み出していくR-18プロジェクトkirakiraいよいよ今月始動予定です。専用のWEBサイトも現在株式会社ワイズエッグさんに依頼して製作中でございますkuma

素材となる専用のレザーも日本中、そして世界中の皮革を見比べて別注されたものです。
皆様一生懸命ご協力頂きましたが、会長の一存で私がコレって言う個人的主観でレザーも決定しました。

別注掛けての製作となったレザーをご紹介させて頂きます。


イタリア・トスカーナ地方にあるオットチェント社真っ赤な別注レザー


原産国 :イタリア
皮革素材:ステアハイド 原皮・イタリア
皮革種類:フルタンニン鞣し (ドラム製法)
着色方法:染色・素上げ
タンナー :オットチェント社


ヨーロッパはレザー大国であり、日本とは異なった歴史を持っていますface06
日本では革は太鼓や催事の道具、または武具に用いてきました。それに比べてヨーロッパでは貴族の装飾品。すなわちファッションアイテムとしてレザーを取り入れる現代の様式に近い形態が昔から確立されていました。とりわけ、イタリア、フランス、イギリス、ドイツのレザーは有名です。

一口にフルタンニン鞣しと言っても用いるタンニンによって全然異なるレザーが出来てしまいます。
今回はイタリアのトスカーノ地方のタンナーさんである
オットチェント社に別注で仕上げてもらいました。ドラム製法のレザーにも関わらず独特の柔らかい感触は日本のタンナーさんではなかなか表現できない仕上げになっています。実は最終選考に二つ残ったのですが、ごめんなさい。捨てきれず最終選考で二つとも採用したレザーです。めっちゃ高級ですが(別注かつ輸入で運賃とか関税とか)、このレザーで拵えたアイテムは絶品の保証ができますface03


今やブランドになってメジャーだから敬遠考えたけどやはり栃木レザーも採用


原産国 :日本
皮革素材:ステアハイド 原皮・北米
皮革種類:フルタンニン鞣し (ピット製法)
着色方法:染色・アニリン仕上げ
タンナー :栃木レザー株式会社



栃木レザーは今や雑誌なんかで取り扱われるようなブランドkirakiraになっています。
日本では珍しくなったピット製法でミモザを使ったフルタンニンレザーはまさにKing of ヌメ革icon09
真っ赤に染色してもらってレザーの吟面をアニリンで仕上げてもらいました。
美しいface05
使えば使うほど赤味が増します。
基本アニリンで仕上げたレザーは厚みがあるので、ワレットなど小物に採用しましたよtanuki



トスカーナと栃木レザーの違いは一目瞭然


一口にヌメ革と言っても、用いるタンニン剤や製法により質感は異なりますし、仕上げ方によっては全然異なります。
同じ真っ赤な別注レザーですが、

写真左:栃木レザー
写真右:トスカーナ

です。艶があるのが、栃木で、マットな方がトスカーナです。
全くの別物ですので、甲乙がつけがたいので皮革を比較できませぬ(笑)。

この2種類の厳選したレザーを使ってまいります。


R-18プロジェクトいよいよ始動ちょくちょく告知していきます
まま、今月いよいよ受注生産を開始するので、冒頭でも述べましたが、専用のWEBサイトも準備中face03
それに併せて今後、各メディアさんにもご協力頂きまして、ちょくちょく告知を開始します。
まずは、今週、先週とラジオデビューさせて頂きました。


先週は、日本経年変化協会について、25分間もお時間頂いて経年変化の魅力とアイテムの慈しみ方。
大事にメンテしながらアイテムを育てていく楽しみ方などをお話させて頂いて、R-18プロジェクトkirakiraも番組後半で少しお話させて頂きました。DJの甲斐千代子さん素敵な女性でしたface05



今週と連続出演させて頂きました。
ゲストに、共同プロジェクトの盟友、協和チャック工業株式会社の代表取締役である高井文晶氏をご紹介。
R-18プロジェクトkirakiraの誕生秘話から私達のモノに対する熱い想いを好き勝手icon11にお話させて頂きました。

今後もチョクチョク告知をしていきますので、応援よろしくお願いします。
2013年08月06日

ワレットチェーン!ネビュラチェーン!

こんにちはkabinkusa
日本経年変化協会ですkuma

前回、R-18プロジェクトkirakira38 Silver Worksの代表で彫金師の宮達朗氏のワレットチェーンをブログで紹介させて頂きましたicon09

「もうちょい詳しい情報をプリーズicon23

と言うお声を頂きまして、今回ワレットチェーンをもう少し詳しくお話致します。

言い訳すると、僕頚椎損傷しておりまして、その痛みのピークでPCするのが辛かったんですicon11
宮さん説明短くなってごめんね~face03


レザーに併せて経年変化する素材なんでブラス。巷で溢れているからハンドメイドかつシンプルisベストに
ここ最近ですけど、ブラス(真鍮)パーツのワレットチェーンとか増えてきたような気がするkuma
ブラス素材はシルバーに比べると価格も安いですからね・・・。
巷に溢れているブラスのギアの多くは大量生産の匂いがプンプンして安っぽく見えるんです。
カッコイイギア作ってる職人さんは関東にいらっしゃいますが、やはりハンドメイドkirakiraは独特のオーラがある・・・。

最高品質の卓越した職人技を盛り込んだラインナップで統一しているR-18プロジェクトkirakiraであれば、シルバーを採用すべきなのですが、真っ赤なレザーと相性が良いのはやはりブラスのカラー。使い込むと経年変化する真っ赤なレザーに呼応するかのようにくすんだ光を放つブラスの魅力はたまりません。

彫金師の宮達朗氏はR-18プロジェクトkirakiraのアイテムの副資材をオリジナルで数多く依頼しております。
副資材は縁の下の力持ち。
決して主役にならないものの、副資材でそのプロダクツ全体の出来栄えを左右してしまう重要なパーツですface06
R-18プロジェクトkirakiraのコンセプトを理解してくれている宮達朗氏であれば、シンプルだけど差別化。つまり最高品質の普通の概念を理解してくれるだろうってことで、ワレットに似合うチェーンを依頼。でけあがったのが、


ヒネリを効かせて欲しいと依頼したら、まんま捻ってくれました(笑)。
ヒネリの角度は統一。
螺旋状の形状がブラスの経年変化にムラを造ることを想定しています。流石彫金師。
(写真は原型モデルなのでフックを閉じていません)
ちなみに、宮達朗氏は彫金の世界に魅せられ脱サラして師匠に弟子入りし、長年の修行の末、彫金師として独立された方でございます。自らも単車乗りです。

今回は形状だけでなく、ブラスの仕上げに拘って頂きました。
正統派の彫金師なので磨きはピカイチの宮氏。プラチナを磨く同じ手法をブラスにほどこしていただき、


ブラスでこの輝きですface08
使い込んでくすんだ鈍い輝きになる経年変化をワレットと共に楽しんで頂けます。
市販の大量生産品は始めっから磨いてないしね(笑)。


R-18プロジェクトkirakiraのワレットに装着するとこんな感じ。
かっこいいface05
主張し過ぎない、飽きないデザイン。かつ経年変化を楽しめる金属パーツへと仕上がりました。

宮さんありがと~。



ちなみにワレットのブラスパーツも宮達朗氏のハンドメイドバックルです。
こちらは焼けたバージョン。使い込むとこんだけくすむんですよ。ブラスっていいなぁ~。

昨年宮さんと知り合ってから、宮さん神戸に移転されました。
前は市外だったんで頻繁に会えなかったですが、最近は頻繁にお会いできるので、便利になりました。

シルバーの作品もありますが、そちらも超本格的。




38sw(ミヤ シルバーワークス)
facebook
web shop
〒652-0862
兵庫県神戸市兵庫区上庄通2-1-2
地下鉄海岸線和田岬駅3番出口より徒歩1分
tel 078-219-6111
不定休 12:00~20:00 open

ちょっとヒトと同じアクセが嫌な方。
職人技のハンドメイドアクセの愛好家の方は是非是非工房に立ち寄ってみて下さいね。

2013年08月01日

R-18プロジェクトいよいよ

こんにちは。
日本経年変化協会ですkuma

ホントに猛暑ですなicon11。猛暑face07
皆様体調は如何でしょうか?
私は体調悪くなってしました。垢すりを体験したら背中が化膿して苦しむは、右頚椎損傷で右腕が痺れるわとこの夏は散々icon11

真っ赤なレザーで逸品を創り出すR-18プロジェクト。約1年がかりでようやく販売まで漕ぎつけそうですface03
9月には専用のWEBサイトが完成しそうです。


ワクワクするほど極上なアイテムで日本の職人さんの素晴らしさを感じて欲しい

実際のところ、日本経年変化協会は長年使い込んだモノの経年変化の味わいを通じて大量生産で低迷するモノ造りの中で時代と逆行した品質重視の職人技を今一度見なおしてほしいなって思いで始まった協会ですface06

なんで、メーカー的に何か作って儲けようぜってわけでなくて、色んな逸品の紹介とかできたらいーなで色々活動していると、色んな職人さんと出会い、ワクワクするアイテムを何か作らない?って言う想いからR-18プロジェクトが始まりました。

メーカーになると
「原価を安くしないと」とか「数発注するから安くして」
とかそんなお金の話ばかりをしないといけませんが、我々はメーカーでもないし、職人さんとのコラボでえーもん拵えようってだけで始まりました。

そこがブレてないので、何度も試作を繰り返しひたすら『えーもん』かどうかだけを判断基準にモノ造りしてみました。

なので、無理して急いで作ったりしてません。ゆ~くり進めててたら1年経ってしまいました(笑)。

おかげで、凄いプロダクツができました。
勿論、今日の大量生産・機械生産ではでけない代物ばかりです。
拵えてくれるのは卓越した技術を持つ職人さんで、私が惚れた職人さんです。

皆さん私と同年代なんで、あーでもねーこーでもね~と和気藹々と時には夜遅くまでワイワイガヤガヤ言いながら拵えました。

分かって頂ける方に、受注生産での販売になります。

どのプロダクツにも共有しているのですが、ヒトの手で生まれてきたプロダクツはワクワクさせてくれます。
作り手の顔が見える商品。一生愛して頂けると有り難いですね。

もうしばらくのお待ちをicon23
2013年06月18日

アマンダ・サイフリッド好きですよ

こんにちは。
日本経年変化協会ですkuma

えっとねicon11
暑いです。関西も30度超えたりしてます。Tシャツでも暑いです。

ここんとこ、ブログの更新が滞ってしまって申し訳ありません。
家族から病人が出たりとかなりバタバタしてブログだけでなく、色んなもんが滞っておりますface07

最近、

「会長はどうやって商品企画してるんですか?」


と素朴な質問をされました。

基本私はモノ造りのプロではありません(笑)icon23
なので、モノを通じて何か表現しようとするようなアーティストではありません。

カッコいいなぁ~。と思うものを職人さんとコラボして形にしてるわけなんですが・・・icon11
カッコええ~と思わせてくれるのが実は映画なんですよね。映画。

例えば、依頼を頂戴しました、神戸の鞄専門店である
大上鞄店さんの65周年記念のショルダーバッグ『Clarice』なんかは映画『羊たちの沈黙』の主人公クラリス役のジョディー・フォスターが劇中で愛用している鞄がカッコイイので私達なりにアレンジしたものです。

こういうのはプロダクト・プレイスメントと呼ばれるらしいです。専門的に。

映画の劇中に出てくるアイテムがカッコいいと思うことが多いです。
ジョディー・フォスターとニコール・キッドマンが個人的には綺麗で好きなんですけど、今日ではもうお年かとicon11
確かにね、私が学生の頃全盛期の女優さんですから。

最近じゃ誰が好きなの?

ってことになりますね(笑)。ちゃんと若い子も好きです(笑)。
で、今回もとある映画からインスピレーション受けてモノを企画してました、現在準備中のR-18プロジェクトからの逸品kirakiraです。


アマンダ・セイフリッドがRed Riding Hoodで持ってそうでしょ(笑)?

映画『Red Riding Hood』ってご覧になりました?
2011年に公開された映画なんですけどね、レオナルド・デカプリオがなんと製作した映画なんですが、日本では『赤ずきん』として公開されたかと思います。日本語になると一気にモサクなったような気がします(笑)。

ストーリーは何かB級臭いのですが、グリム童話で有名な赤ずきんちゃんが大人になった話(笑)。
狼男が出てきてジャンル的にはホラーらしいicon11

ストーリーはどーでも良かったのですが、映像が美しい。
なんか中世末期の欧風チックな演出がぐっときます。

大人になった赤ずきんちゃんことヴァレリーを演じるのが現在28歳のアマンダ・セイフリッドkirakiraです。
とっても綺麗face05

ご存知ない?例えば2008年に日本でも話題になったミュージカル映画『マンマ・ミーア』アマンダ・セイフリッドはソフィ・シェリダン役を演じています。


吹き替え無しでABBA歌ってたので、歌唱力も抜群ですな。
最近だったら、この間公開されてました。コレまたミュージカル映画の『レ・ミゼラブル』でコゼット役で出演しております。


ってなわけでアマンダ・セイフリッドがお気に入りの私(35歳)なんです(笑)。
個人的には2009年に公開された映画『クロエ』に登場した娼婦役が最高だったんですけどね。男なら誰でも溺れてしまうお的な(笑)。

かなり脱線しましたが、映画『Red Riding Hood』に出演しているアマンダ・セイフリッドに持って欲しい鞄はトートバッグだったわけですよ。かなり前から企画していて、職人さんの手がようやく空いてサンプルがでけあがりました。

商品名は『Amanda』です。当たり前ですな。

日・伊のフルタンニンレザーのコラボトートが『Amanda』
もう、そのまま見て頂きましょう。
ずばりコレが『Amanda』です。



R-18プロジェクトからの出品になりますからね。
もう~真っ赤です。
見たことあるって?
そうそう、ホントは『Amanda』が先に企画して皮革も工房にあずけてましたが、これまた大上鞄店さんの別注モデルが先行してかなり発表が後回しになっちまいましたface03


大上鞄店さんの別注モデルは本体をリバコと呼ばれる特殊な生地をつかってましたが、『Amanda』は本体からパーツまで全て真っ赤なオール・レザーでございますkuma

本体はイタリアのタンナーさん別注フルタンニンのヌメ革。
パーツ部分は日本の誇るフルタンニンレザーの栃木レザーです。
製作職人はご存知、渡辺賢治氏。ワタナベさんの造る鞄が大好きなわけでして。


本体は渡辺氏の希望に応じて天然シュリンクレザーです。
革の調達上入手困難なんですね。
イタリアでもかなり上等なハイエンドクラスのレザーなので、渡辺氏も
「メッチャ作りやすい。凄い革ですね!!」
とお墨付き。
経年変化もお墨付きです。私の(笑)。ヌメで艶消しなわけですが、使い続けると艶出ます。しかも赤味が増します。


ステッチの糸は白を採用しました。
勿論左右対称には拘ってます。ステッチの数までびっちりと揃っています。


ハンドルを始めとしたパーツレザーは前述の通り栃木レザーです。
こちらはヌメと言うかサドルレザーですね。レザーの吟面をバッチバッチにグレイジング加工しております。
顔料は使わずアニリン仕上げ(染料仕上げ)。
ハンドル部分は勿論貼りあわせでコバは切り目本磨きで仕上げています。

実際のモノは相当いいです。
R-18プロジェクト秋口の販売目指して頑張っております。




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