こんにちは

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日本経年変化協会です

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R-18プロジェクトの製品ラインナップの一つであるワークブーツが完成間近

です。
兵庫県神戸市の和田岬でプロジェクトに協力して頂いているブーツ工房
Lroccoさんで完成間近なブーツを発見いたしました

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仮釣り込みの状態ですが、赤めっちゃ目立ってます。
釣り込んで頂いて下地のオレンジが活かされてます。実際にソールとラインを通すとまたイメージが変わりますけど、想像以上の出来栄えであります

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今回こちらのブーツ。
完全受注販売をさせて頂きます。
完全なオーダーメイドになりますので、足の型を取らせて頂き、プラの型を制作して型紙を一足ずつおこしてハンドメイドで制作していきます。ご注文からお手元にお届けするまで約3ヶ月~となってしまいますが、究極の上等品であります。詳細は完成してからですが・・・。
でもって今回ブーツの元になる木型屋さんに案内して頂きました。木型を職人さんが削ってオリジナルのカタチを作り出しますし、実際に足の型を木型に併せて制作します。いったいどんなところだろ?今回特別に連れて行って頂きました

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初めて見た木型屋さん。感動の嵐でございます

神戸市は長田区にある
有限会社大山さんにお邪魔させて頂きました。
神戸市は元々靴の街として知られており、特に長田区はケミカルシューズを初め、数多くの靴関連の企業さんが多い土地なんです。

事務所に入ると凄い数の木型があり圧巻されます

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私もブーツが大好きで色々勉強しますが、こんな場面に遭遇できるだけで幸せ。今回山口さんと内尾さんに連れて行ってもらったのですが、内尾さんは次回作の為に山のような木型の中から自分が思い描くカタチを探されていました。同じよう見えても少しの違いで履き心地が大きく変わってくるのですから不思議です。

何か気になるマシンがあるんですけども・・・

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なんとこちら計測した足の数値を入力すると3D-CADで計算して木型を削りだしてくれると言うマシンなんです。

中ではうん。木型が製作されていました。
凄いよ。ハイテクすぎるよ。

木型でベースを作ったら、実際注文頂いた方に併せた型も必要です。
樹脂で製作するのですが、こちらも入力された数値を元に削りだしてくれます。

出来上がったら
プシュ~
って扉が開いて削りだされたプラが出てきます。10分前後って言うから凄過ぎです。
工場見学って本当に不思議で何時間でも見てたくなってしまう

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ショールームにも案内して頂きました。

木型によって色んな靴が作られてくるのは当たり前ですが、いざモノを目にすると感動の嵐でございます

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左から右に加工されていくのですが、人類の進化の絵を観てるみたいでした。
当然大昔は木型を作る職人さんもいた訳で手作業なんですから気が遠くなるほどの作業だったわけです。しかし、木型はベースでそこから靴職人さんが手を加えてオリジナルのカタチを描いていくので想像するだけでもハァハァしてしまいます。

こちらは鋳物。
有限会社大山さんは鋳物も製造されておられます。実際に職人さんが土を詰めて製作しているシーンを見て感動

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写真は某大手メーカーのバスケットシューズだそうです。
もぅ~ね。変な人と思われるので抑えていましたが、メッチャ感動。モノ造りすげぇ~。
縁の下の力持ちなんです。木型屋さんは。
色んな方の協力で作られていると思うと感謝感激ですね。お忙しいところ飛び込にも関わらず色々案内と説明して頂いた社長様には感謝の気持ちで一杯です。
ブーツ職人山口さんの仕上げに期待!!
忙しいと言いながらもきっちり今回製作してくれている山口さん。
この間型紙製作してレザーの裁断をしてくれていたと思ったら縫製まで完成しておりました。

今回8インチ丈でテストサンプルを製作しています。
いざカタチにしてみるとごっつい赤いな(笑)。
私が工房に訪問しているからとこれまた仮釣り込みを見せて頂きました。

うぉぉぉぉ~

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だんだんカタチになってきたぁ~。
しかしまだ芯を先端にいれて釣り込みを行なってウエルトを塗ってソールを装着すると言う大仕事が残っています。
レザーから製作してここまで来たってのは本当に感動です。
山口さんの仕上げが楽しみなんです。
ブーツ。もうすぐ完成します!!