こんにちは
。
今年もあっと言う間に本日を残す所となりました。
周りを見ると一年を振り返るブログが多いですが、私は振り返りません
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よく覚えてないのが本音ですが
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唯一言えるのが今年も大勢の方々に応援頂きお世話になったこと。本当に今年一年有難うございました
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引き続き来年度もよろしくお願い致します。
多くのご質問やご要望も頂きましたが、その中でも多かったお声が
とのお声を頂きました。
財布ね・・・。メッチャ難しいんですよ
。
パートナーの椎名賢君も専門は鞄であり、靴、鞄、財布は餅は餅屋と言うか専門の職人さんがやはり良い作品を仕上げてくれるんですね。
今年椎名賢君が姫路から神戸にアトリエを移籍することになり、来年度は
『神戸の良品』と言うブランドコンセプトで再構築するので、今回、
『Specialite & Entree』に馴染みのある私が敬愛する職人さんに参画して頂くようお願いして快く承諾して頂きました。そして出来上がったのがこちら。
ラウンド式長財布:『#10』価格:54,000円(限定本仕様価格)
素材:牛革(外装:栃木レザー 内装:オリジナル皮革Pate)
概算寸法:20cm✕11cm✕3cm
概算重量:350g
カラー:ブラウン(外装)✕ブラック(内装)
ブランド:Specialite
企画:日本経年変化協会
製作:本田宏治
個人的にキタァ~。
って感じの企画と仕上がりです。製作は神戸セレクションに選ばれるなど全国に数多くのファンを持つカリスマ的ブランド
『Gum-A-Mama Leather』の代表である本田宏治氏。私が本田さんと知り合ってからは本田さんのお財布しか使ってないほど惚れ込んでおります。今まで色んな企画プロデュース事業でお願いさせて頂きましたが、今回セルフ・プロデュースブランド
『Specialite & Entree』でもご協力頂ける事になりました。と言う意気込みでブランドロゴと刻印は昨年製作してましたが、今年ようやく使うことができました
。ギリギリやったけどね
。
本田さんヴァージョンのロゴは屋号の
ド『Gum-A-Mama Leather』でブランドロゴデザインを行っています。
普通のラウンド式長財布じゃないのが『#10』
パンツのリアポケットにお財布を入れなくなった私・・・。
鞄の中にお財布を収納するとラウンド式のお財布が欲しい。色んなブランドやメーカーからリリースされているけど、なんか薄型で私の好みじゃない
。去年だったかな?神戸の老舗テーラーである
Tailor Yoshidaとのコラボでラウンド式のお財布をリリース致しました。
ラウンド式長財布 : 『Crystal』価格 : 92,000円(税別)
ブランド : Tailor Yoshida / Specialite / Gum-A-Mama
素材 : クリスタル型押し牛革/スムース牛革
カラー : ブラック(外装)/キャメル(内装)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Gum-A-Mama代表 本田宏治
取扱 : テーラー吉田 三代目 吉田竜一
これはやはり老舗のテーラーである
Tailor Yoshida仕様。オーダーメイドのスーツに相応しいようにと設計され、品質最優先原価無視と言う恐ろしいまでのセレブ企画で産まれた逸品であり、専用に一枚ずつ革を仕上げ、ファスナーも受注製作のエクセラファスナーを装着しております。ラウンド式でも超開閉がスムーズでエクセラ超絶スゲ~と感動します。デザインもどちらかと言えば超フォーマル寄り。
今回、私が欲しいのはもうちょい個人的に重量感があって、経年変化楽しめて、他の方が持ってないよ~なラウンド式が欲しいなと。 そんな想いで産まれたのが『#10』です。
『#10』の商品名の由来ともなる最大の特徴が過去に存在したヴィンテージジッパーブランドが復活された真鍮製ファスナー
『WALDES』を採用し、通常使う事が敬遠される大きな巨大サイズの10番ジッパーを採用していることです。普通はラウンド式には5番か6番と言うジッパーの虫が小さいジッパーを採用します。ラウンド式は曲線があるので、ジッパーの虫を小さくしないと開け辛いですからね。
真鍮製の巨大ジッパーがカッコいい
。
ジッパーは世界的に評価が高い
YKKがそりゃジッパー性能世界一だと思います。
『WALDES』はヴィンテージ感が魅力で材質が真鍮になったことサイズが大きくしたので使いこなすにはコツがいるんです(笑)。
メーカーさんリリースしているラウンド式長財布に栃木レザーを採用しているものも見かけますが厚みは1~1.2mmに漉いているケースが多いですね。分厚いと作りにくいんでしょうけど、経験豊富な本田さんはバシってしあげてくれます。
外装のジッパーを開けると厚み2mmの極厚外装レザーが開こうとするのでガバって開きます。
内装はブラックの丘染め染色のオリジナル皮革
『Pate』を1mm厚に漉いて採用しています。
内張りしてるから外装のレザーは3mm厚と言う肉厚感たっぷりに仕上がってます
。
写真で伝わりにくいかも知れませんが、収納機能は
『#10』収納機能★札入れスペース:4箇所 ★コインケース
★カードポケット10枚 ★領収書・レシート収納ポケット1箇所
となっております。
個人的にはコインスペースはお守り入れとしております(笑)。コインケースもリリースするんですよ。第2弾ぐらいで。
で、領収書やレシートは一時的に収納(私は財布にレシートとか入れるの好きじゃないので帰宅したら取り出す)するポケットも装着
。
ラウンド式長財布はちょっとした小さい鞄ぐらいの革の量を使うので
『#10』はちょっとした革の塊って感じがする。一般的なモノより革を厚くしてるんで使い始めは財布自体が自らの意志で開こうとしてます(笑)。
内装のコインケースのジッパーも勿論
『WALDES』を採用。内装は3番ジッパーを採用して直線だし、開閉にコツは必要ありません(笑)。
巨大サイズの10番ジッパーは、やはり存在感抜群
。
フォーマルなラウンド式に質実剛健なハンドメイドならではの魅力をぶち込めたと思います。
ガムリングを装着してますので、ワレットチェーンを装着するこも勿論可能です。
『#10』はレギュラーラインナップですが本仕様はホンマもんの革好き限定仕様です
10番ジッパーを採用したラウンド式長財布
『#10』は来年以降セルフ・プロデュースブランド
『Specialite & Entree』でレギュラーラインナップアイテムとなりますが、今回のブラウンは限定仕様かつ、ご理解頂いた上でオーダーして頂きたいと思います。 今回外装パーツで採用している栃木レザーは傷らだけ仕様です。
栃木のレザーだろうが、姫路のレザーだろうが、イタリアでもフランスでもレザーの元は肉牛の皮膚なんで傷が存在します。
この傷が多い少ないで原皮がAクラス~Cクラスと分けられることが多いです。
タンナーはパレットで原皮を仕入れるので、傷の多い原皮も必ずと言って良いほど混じってします。
そう言った傷が比較的多い原皮はオイルを入れたり、吟面をペーパーがけして傷が目立たないように仕上げますが、それでも傷が多いレザーが出てきます。そう言ったレザーは
とか言って販売されるんですけど(笑)、一般的にモノを製作するブランドやメーカー、作家さんは敬遠しがちです。裁断する時も極力傷を避けて裁断しますから。それは
セルフ・プロデュースブランド『Specialite & Entree』でも同じ事なんですが、私個人的な趣味趣向としてはレザーの牛が生きてた証なんで傷があっても、いやむしろ傷があるレザーアイテムが欲しいと思ってしまったので一枚仕入れたんです。
今年の夏の
過去ブログでご紹介したレザーですね
。
今回の仕様は全て牛が生きてた証と言える傷が入ります
。
同じ作品でもどの傷がくるのか、私も製作担当の本田さんも予想できないし、同じカラーでも傷アソートと言うランダムな作品になります。
と言う方は今回はご遠慮ください
。その気持ちも私は十分わかります。
次回の仕様からは一般的な傷の無いレザーを採用します(少し価格は本仕様よりも高くなりますが)ので、そちらをオーダーして頂けると嬉しいです。
一般的なレザーアイテムに飽きちゃった革好きな方向けの仕様です。
スタッフはまた「会長モデル」と呼んでますが・・・。
牛の生前の傷が残った
栃木レザーのオイルヌメの経年変化は・・・。楽しみ過ぎです。
個人的には既存であるならそのアイテムを購入しますので、ちょっとよそのブランドやメーカーが作らないような、こだわりのあるアイテムをセルフ・プロデュースして行きたいと思います。
来年度も皆様の応援よろしくお願い致します。
今年も一年楽しくして頂いて有難うございますm(_ _)m
皆様も良いお年をお過ごし下さいませ。
俺も私も「傷も含めて育ててやるよ」って方のご予約
半裁しか仕入れないし、追加で仕入れるんですけどスタッフとか関係者からやはりダメって叱られたので
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半裁分が無くなり次第
『会長モデル』終了となってしまいます
。
同じように人と違うかつ、コアなレザー愛好家の方々はご予約承ります。
コチラから必須項目をご入力の上ご予約をお願い致します。
ご入金確認後お財布をお送りさせて頂きます。
年末年始となりますので、お返事は1月4日以降させて頂きます。