こんにちは
。
先日、リリースさせて頂きましたキーケース
『Fixation』に早速多くのオーダーを頂きまして誠にありがとうございます
。
真っ赤なイタリア・トスカーナモデルが今のところダントツ人気でオーダー頂きました。
私は赤推しなんで、嬉しいです
。販売に関しては在庫管理の都合上WEBサイト上での販売とさせて頂いております
。
オーダー頂いた方々にも多数
「コンドーム専用ケースのリニューアルは進んでいますか??」的なご質問を頂きました
。
年末から体調を崩してスケジュールは遅れ気味ですが、安心して下さい。ちゃんと手がけていますよ(笑)。
最終調整はブランドロゴを内装に施して見えないようにするだけ。
アルコタンニンレザーをさらにヌメ革寄りに脱クロムすることで完成度があがりました
今回採取のサンプルとして製作したのがこちら。スキン専用ケース:『Dear Skin MarkⅡ prototype』販売予定価格:10,000円(税別)
素材:牛革
企画:日本経年変化協会
製作:椎名賢
3年近く前に
姫路レザー有限会社からの企画依頼で
アルコタンニンレザーの別注モデルと言うことでリリースさせて頂きました。
当初、鞄や他の革小物で発生した端革で製作かつ、スポットアイテムとしてのリリースでしたが、好評を頂き繰り返しオーダーを頂きましたが、製作する度に赤字になる
ので、
姫路レザー有限会社からの追加オーダーも理由を話してお断りしておりました。1ヶ月に10個しか製作できない、複雑な工程であり価格調整を行うには工程を省くか仕上げの質を落とすか・・・。その決断を迫られて、僕らは好きなモノを妥協しないで製作するんでセールスより質を優先したいと相方の職人椎名賢氏も快諾して一旦絶版としておりました。しかし、ながら大変再販を望む声を多く頂きました。
とブログに打ち出してからも、支持して頂けるお声を頂戴しました。
基本革は半裁と言う牛馬の縦半分の革を切り出してアイテムを製作していくのですが、端革と言うのは鞄などのアイテムで良い部分を優先して切り出していった余りになるので、端革での製作は非常に手作業を行う職人は苦労します。今回は端革ではなく、しっかりと専用にレザーを用意して製作を行います。コバの手磨きの処理や複雑な工程からですので、『Specialite』ブランドのレザーアイテムとしてリリースしたいと思っています。
変更点はデザインはそのままにパターンを再製作して機能的な部分を改良しました
今回大きな変更点はデザインはやはり、支持頂いているアイテムだけにデザインは大きく変更したくはないと、私も職人の椎名君も同意権でした。パターンを再度見直し、製作することで見た目のクオリティーも向上すると同時に機能的改善を試みました。
お分かりになります??前回のモデルはこちら。
スキンを取り出すスライドを左からではなく、右側に変更しました。これはやはり右側スライドの方が圧倒的に使いやすいからです。
これは企画、製作誰も気づきませんでした
。企画の私の責任ですな・・・。
【スキン収納力】①通常のスキン4個
②ポーションタイプ・スキン2個+通常スキン2個
となっております。
私は使った事がないのですが、ポーションタイプの液体に浸かったスキンもあるそうです。今回ポーションタイプのスキンが2個収納できるように内装パーツの収納力の機能性をパターンから見なおしております
。
ようやく見つかった真鍮パーツ。副資材変更で持った際の質感は若干柔らかくなっております
前回のモデルではスプリングホックボタン及びネジパーツをニッケルメッキパーツを仕様しておりましたが、今回ブラス(真鍮)パーツがようやく見つかりましたので、副資材の金属パーツは全てブラス(真鍮)パーツに変更しております。
スプリングホックボタンはもちろんブラス(真鍮)
。シルバーとブラスは本当にレザーと相性の良い金属だと思います。
今回見つけたのがこのネジパーツ。
前回の企画段階ではこのパーツでブラス(真鍮)製が見つからなかった
。
普段お世話になっております商社の営業さんが、私達の為に見つけてきてくれました
。
このパーツだけ銀のニッケルメッキっておかしいので、すべてニッケルパーツに統一したのが当時の状況でした。
長さが1mm短いので外装パーツのレザーの厚みを前回より1mm薄く漉いていますので、持った感じの質感は前回より柔らかく手に馴染む感じになりました。
アルコタンニンレザーよりもタンニン成分の多い『Pate』の採用はコバなど細部の完成度を引き立てます
今回からの製作は全てオリジナル皮革の
『Pate』を採用します。スムース以外にもダコダ調仕上げ、天然シュリンクのテストも終了し、満足できる仕上げであり本格的に製作していきます。脱クロム製法に興味をもって最初に企画プロデュースしたのが
アルコタンニンレザーですが、よりレザー本来の経年変化を強烈に引きた立たせたのが
『Pate』になります。殆どヌメ革みたいになってしまって経年変化は激しいですのが、コバ処理などは抜群に向上し磨きで仕上げた際非常に美しい質感が出ます。
コバは木端と書きますが、まさに木材のような質感です。
安心して下さい。レザーですよ(笑)。
ブランドロゴは内装パーツに刻印で施す予定。
私は別にそんなアピールしたくないし、製作担当の椎名氏も製作上外装パーツの変更が伴うと困るので賛成して変更は確定です。
今回間に合わせで外装パーツを選んでおりますが、製品版はダコダ調の
『Pate』のダークブラウンとライトブラウンの2色展開となる予定です。はやくて2月の末。3月の中旬にはリリース出来る予定です。(革が予定通仕上がればですが・・・)。
体調不良は全て計画が遅れます。
皆様も健康にはお気をつけて下さい。
Posted by エイジングマスター at 18:41│
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