こんにちは
。
今年も早いもので、すでに2月です
。また寒くなるみたいなので、私も皆様も体調崩さないようにしましょうね。
さて、今回ちょっとスタッフに叱られてしまった逸品をご紹介致します。
究極のホースハイドで実は製作しておりました・・・
昨年リリースした一品モノのショルダーバッグ
『Mini Goblin』~謹製新喜皮革ホースハイド~。
新喜皮革さんで偶然であった一枚のレザーでワンオフ製作でしたが、掲載後数十分でオーダー頂き完売いたしました。オーダー頂きましたお客様には使い倒して頂きたく思います。感謝です
。
小さなショルダーバッグですが、馬革半裁と言っても
新喜皮革さんの馬革はコードバン搾取後なんでので臀部が裁断されており、他の馬革タンナーさんの半裁より小型です。
ですので、今回鞄のパーツを裁断すると鞄一つ分しか取れなかったのが現実で、残りの使える部分で製作したのが本作となります。それがこちら。
Euro Tracker~究極の新喜皮革馬革Ver~
価格 : 29,700円(税込)
【作品概要】
概算寸法:17cm(横)×10cm(縦)×4cm(厚み)
概算重量:200g
皮革素材:栃木レザー・アニリン仕上げ
副資材 :WALDES製ブラスジッパー、GUMボタン(ブラス)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 本田宏治
私がドハマリしてます、Euro Trackerを製作しました。
ここで皆様に謝罪を。
複数製作致しましたが、すでに私の関係者の方々が気に入って頂きほぼ完売してしまいました。
そのぐらい、このレザー良いです。とりわけ、
Euro Trackerはそのシンプルさ故に、素材であるレザーでかなり表情が変わります。
全てが味になってしまう。気性の荒いポーランド産ホース
馬革。字のごとく、馬の革です。馬は牛よりも気性が荒く、運動量も多いため原皮の段階でかなり傷が多いです。とりわけ
新喜皮革さんはコードバン精製を目的として馬の原皮を仕入れますので、コードバンは全ての馬に存在するのではなくポーランド原産の馬を原皮として採用しています。
ウォレットの背面。
よく見るとこれは確実にこの馬が生前に負った傷であることは間違いありません
。
でもこれがい~んです。
全てが味になってしまう。不思議な魅力を持ったのがこのレザーであり、私が出会った瞬間に惚れてしまった理由です。
肉厚なホースハイドとこの荒々しい表情。
エキゾチックレザーですか?と思える佇まいです。
真鍮製ホックも映える。
これ使い込んで馴染ませたい。
別件で打ち合わせに来られた関係者がその場でお金支払って持って変えられたほど、レザー愛好家の物欲を刺激する魅力がこのレザーにはあります。
フラップ開放の図。
凹凸、ランダムなグラデーション。
どの角度から見ても・・・。も~皆まで言うまい・・・。
WALDESのブラスジッパーがメチャクチャ馴染んでる・・・。
フラップは裏張りせずに一枚革で床面で荒々しく。
札入2箇所、コインケース1箇所。カードホルダー3箇所。
必要最低限なスペックでかつコンパクト。
財布がいつもスッキリしているので、風水的にも良い財布。
これで、私も素材違いで作り直して愛用しているほど。
カードを縦方向に収納することで一万円札サイズにコンパクトロングワレットになる工夫。
ショルダーバッグも完売後に再製作のご要望を多数頂きましたが、ワンオフレザーの為同じモノが製作できません。
本作も今回限りで同じモノが再製作できません。
お好きな方向けの逸品です。本作品はこちらで掲載しております。
現在Euro Trackerは3種類展開になってしまいました
自ら気に入っている作品なので、素材違いで3種類展開になってしまいました
。
元祖イタリアンレザーで展開しているEuro Tracker。
トスカーナの生成りを私は愛用しておりましたが、鮮やかな赤のイタリアンレザーもおすすめです。
肉厚でソフトなのがイタリアンレザーの特徴ですね。
で、今年お財布の更新で私自信用に製作したのが
栃木レザーのアニリンVer。
現在もっか愛着もって愛用してます。
コインケースも同素材でセットアップで愛用。
コインケースはこちらですね。
コインケースでアニリン創っておいてよかった~と(笑)。
財布はほぼ毎日手にするレザーアイテムであり、その分経年変化が早いですからね。
毎日ワクワクして愛用してます。
実は
栃木レザーのアニリンレザー気に入ってます。
ラウンドジップの再製作のご要望頂いてましたので、ちょっとアニリンでいかついの製作しちゃおうかな~と企んでます(笑)。
レザーの魅力は尽きないですね。