こんにちは
!!
今日はXmasが終わったら一気に年越しムードですね。このせわしなさがちょっと好き
。
今回はブーツのメンテナンスについて。
私個人的には年末の大掃除の如く、ヘビロテするブーツに関しては
洗浄、
オイル補充、そして
補色と言うフルメンテナンスを行います
。
当協会に寄せられるご意見、ご質問や私個人が訊く話では皆様
ブーツのメンテナンスし過ぎな方が多いと思われます
。
■当協会推奨のブーツメンテナンス■
【オイルの補充は年1~2回】
日常のメンテナンスはブラッシングと固く絞ったタオルで拭き上げるぐらいで十分です。
オイルの補充は年1~2回で。それ以上行うとオイルによっては黒ずみや汚れの原因になります。
【オイル補充は薄く「少し足りないかな?」ぐらいで十分】
うちのスタッフがやってるのを見ても思うのですが、オイル塗りすぎ。
薄く、薄く伸ばして下さい。万が一塗りすぎたと思ったら布などで拭き取って下さい。
「少し足りないぐらいかな?」の感覚がジャストです。
【オイル塗る前は必ず洗浄するようにしてから】
ミンクオイルなどは松脂や蝋成分が含まれており、防水性を高めてくれる一方、一度塗り込んだら成分が落ちない特徴があります。
防水はしますが、松脂や蝋成分には埃が付着しやすいため、一度洗浄せずにミンクオイルを上塗りしてしまうのと埃や汚れが酷くなる場合があります。
【おすすめのオイル】
しっかりブーツの洗浄ができるならばミンクオイルでも何でもOKかと。
ワークブーツ初心者さんはマスタングペーストのように松脂や蝋成分が含まれていない保革オイルがおすすめです。
私はオリジナルに配合されたオイルを使っています(販売はどうしようか思案中。仕事が増えるのは困るので検討中w)。
皆様本当にやり過ぎの方が多いんですよ
。
ブーツの洗浄方法や、一般的なオイルメンテナンスの技法は過去記事に掲載しておりますので、ご参照くださいませ
。
さて、今回ご紹介するのはもう、ワンランクレベルアップしたブーツのアッパーに補色を行うブーツメンテナンスです
。
ワークブーツの大半はオイルレザーを採用している事が多いのですが、5年以上愛用したブーツはアッパーのレザーの色落ちが目立ってきがちです
。今回はメンテナンス前とメンテナンス後のビフォー・アフターで補色メンテナンスの効果と手法をご紹介致します。
愛用6年ちょいのジョブマスターの補色メンテナンス
今回メンテナンスの例題と用いるのは私の私物でございます。
WESCOの
ジョブマスターでございます
。
インソールが装着されているので、履きやすいので色違いで3足所有しておりますが、こちらのダークブラウンはかれこれ6年チョイ愛用しております。2016年度もあっぷり愛用しましたので、こんなザマに
。
くたびれております
。
埃だらけで、アッパーのレザーはカッサカになっております
。経年変化と言うよりも経年劣化ですやんw。
オイル・メンテナンスしてもオイルが乾くと白っぽくアッパーが色落ちしてるのが分かるのですが、これを色濃く復活させるのが補色メンテナンスです。
こちらがメンテナンス後。
チョコレートカラーに復活
。
【After:メンテナンス後】
補色メンテナンスの良いところは、カラーを上塗りすることによって、色濃くなることは勿論アッパーレザーの小傷が目立たなくなることが大きなメリットです。
【After:メンテナンス後】
アッパーの小指側がレザーにテンションが掛かるので、オイルレザーに従来含まれているオイルも拡散されがちでど~しても色が薄くなりがちな部分なので、特に補色をほどこしました。
【Before:メンテナンス前】
【After:メンテナンス後】
当然フォルスタンも取り外し、洗浄、オイル補充を行った後補色メンテナンスを行っています。
【Before:メンテナンス前】
【After:メンテナンス後】
ブーツの先端は軽く艶を出すため、クリアの磨きクリームで柔らかい布でこすって適度に艶をだしてます。
セミドレスとか綺麗目系のブーツならもうちょい艶だしたりブーツの系統により調整しています。
【Before:メンテナンス前】
【After:メンテナンス後】
補色することで、本当に傷が隠れて綺麗になります。
ヒールがかなり減っていますが、5年以上頻繁に履いてこの程度ですから今更ながらヴィムラムソールの品質の高さを実感しています。
【After:メンテナンス後】
コバは市販されているコバインキで補色した後、要らない柔らかい布で拭き取り磨いています。
補色メンテナンスのやり方とポイント
メンテナンスは至って簡単です。
を行って下さい。
それがポイントです。
カラークリームは靴用で色々ございますが、どこのメーカーが良いとかありません。
するのがポイントです。
年末ですからね。ブーツもリフレッシュさせて新しい年を迎えましょう。