こんにちは

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一気に朝晩が冷え込みました

。暗くなるのも早くなりましたよね~。
秋冬は色んなファッション楽しめるので、私個人的には大好きな季節です。アウター選びでワクワクしてます

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『え~鞄欲しいけど、どのブランドのどの鞄がえ~の?』
『10年使ってる鞄を持っていないんですが?』
って迷ってる方にこそ持って欲しいと思います。
『え~鞄』の定義
『え~鞄』つまり『良い鞄』ってなんだろう??
日本経年変化協会でフォーカスするアイテムは革製品を始めデニムなど色んなアイテムにフォーカスしてます。 私も色んな商品企画プロデュースを行ってきましたが、正直、ブーツ、革ジャン、ジーンズに関しては自分自信が満足できるアイテムが既存で存在しています。私個人大好きなブランドやメーカーが存在しています
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吉田鞄とか土屋鞄をこれまで愛用しておりましたが、個人的には悪くはないけどもど~もシックリ来ない。と言う感じでした。
鞄って服飾雑貨でありながら、モノを収納すると言う機能性が求められ、デザイン性を要求されながら鞄がファッションで目立ってはいけないと言う微妙なポジションであるアイテムだと思います
。これらを踏まえると『え~鞄』、『良い鞄』とは
①長年使える鞄である事
→上質な素材を採用(素材耐久性)。
→流行に左右されないデザイン性。
→メンテナンスを考慮した設計。
②機能性、使いやすさ
→使いにくいとやっぱり長年愛用できない。
じゃないでしょうか??鞄に関して言えば

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『Lance~Regular Specification~』に関してはこの定義に則って企画しました
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長年使えるために①
~素材選定:経年変化と言う概念~
この世に生を受けると人間だろうとモノだろうと使用年数に伴って厳密には劣化していく

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ただ、多くの人達は経年による劣化に何とか抗おうとし、それらはアンチエイジングと呼ばれてたりしています。
しかし、年を経ることにより、熟成された魅力を増す事があり、それは劣化と言われず経年変化と言われます。
元々ワインが年を経て熟成され旨味を増す事を経年変化と呼びました

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今日では、服飾雑貨製品に対して用いられるようになっています。
しかし、ジーンズは労働着であり、ジーンズメーカーはいかに色落ちを防ぐ(もしくは遅らせる)かを工夫し左綾などの技術が生まれました。後世になり、使い込んだ使用感に惹かれる人達が出てきたところで、今日に至っていると思われます

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画像はネイヴィー(右:新品 左:使用約半年)
『Lance~Regular Specification~』は北米産原皮の牛革を採用したオリジナル皮革素材『Sel(セル)』を採用しています。『Sel(セル)』は仕上げは染色とオイルのみで仕上げており、今日のレザーで多く用いられている溶剤(化学薬品)を一切使用していません。ヴィンテージに見られるようなレザー製品の素材の多くは、複雑な加工が施されていないタンニン鞣しの皮革素材(昔はクロム鞣しの技術はもちろん、溶剤のような薬品や技術が無かったんだと思う)が採用さいれている事からヒントを得て『Sel(セル)』を企画し採用に至りました。長年愛用して頂き革らしい使用感を生み出します。使い込むごとに、色褪せるのではなく、レザーに含まれた脂成分が浸透し、色濃く艶を生み出す経年変化を演出する素材を採用しています
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服飾雑貨業界は流行があり、流行に則った商品はブームが過ぎるとダサいと評価されてしまいます

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長年の使用を考えると流行に左右されない所謂ベーシックな定番のデザインが必要不可欠となります。
『Lance~Regular Specification~』はショルダーバッグでは普遍的な定番のフラップ式のヴィジュアルデザインを採用しています。パッと見てデザインに目新しさや斬新さを感じた方はいらっしゃらないと思います
。余計な装飾もなく、シンプルな定番デザインが故に流行に左右されず、どんなファッションにおいてもミスマッチを起こさない、主張しない鞄として製作されています
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お気に入りのアイテムは大切に寝かすより日々ヘビロテで使用して欲しい。革製品だけでなく、機械製品も使用頻度が増すとどこかに不具合が生じるのは必然的だと私は思います。
上質なレザーそのものが破けることは考えにくく、革製品において一番不具合が生じるは副資材(ファスナーを始めとする金属パーツ)であることが多いです。

画像カラーはブラウン
企画当初、製作サイドは差し込み金具を提案してきたが、私の強い要望でヒネリ式の金具を採用しました。
私的な経験則ですが、私が通っていた幼稚園の鞄がヒネリ式金具を採用しており、園児の私でも非常に使いやすかったのを覚えていたからです

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ネジで交換できるパーツを採用している理由がメンテナンスを考慮しています

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珍しい希少性の高い副資材は数年後に生産されているかどうかは不透明であり、長年製作されている普遍的なヒネリ式パーツをあえて採用しています

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鞄の不具合、修理で副資材についで多いのが鞄のライニング(内装生地)であります

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その為、ライニングを施していない鞄ブランドも存在するぐらいです。
私は鞄の内側が外装レザーの床面という部分には納得できない派(これは好みだ

。)なんで、ライニングは必須としています。

画像は全カラー共通のランニング生地
内装のライニングの生地が破けた場合のメンテナンスはどんな鞄においてもかなりの大掛かりな修理となってしまいます

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機能性・使いやすさ①~椎名賢の真骨頂とも言える天才的な立体パターン設計~
【お客様の声】
非常に使いやすく、特にショルダーを掛けたまま荷物を出し入れできるので、今まで使っていたショルダーバッグと使い勝手が遥かに違うことを実感しています。これからも何年もヘビロテして参ります。
(大阪府・S様)
鞄の入り口が開きすぎず、かと言って狭すぎず、心なしか荷物の出し入れが非常にスムーズ。毎日愛用させて頂いております。これからも素晴らしい作品を期待しています。
(埼玉県・T様)
以前は◯◯のショルダーを愛用しておりました、似たような価格でブログを見て一度オーダーをきめました。なんと言っても持ちやすい!!コンパクトに見えてA4サイズがたっぷり収納できて、鞄内部のポケットにノートPCを収納して固定できるので、仕事で使っております。
(長野県・T様)
と言ったお声を頂いております(オーダー頂いた皆様、コメント毎回嬉しく頂戴しております。)私も実際に使って時間しておりますが、『Lance~Regular Specification~』は使いやすい。
鞄としては当たり前なんですが、一般的に求められるA4サイズの収納の大きさであることに加えて、製作を担当している椎名賢君の天才的なパターン能力と卓越した縫製技術が使いやすさを向上させています
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画像カラーはブラウン
鞄を真上から見た、開口部です。
鞄底部より開口部を若干絞り込んだ設計になっていますが、開口部自体を立体的なパターンを取っています

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画像カラーはブラウン
この立体的パターンはパタンナーとしての椎名賢君の天才的な気質を感じさせてくれます。他の職人さん達も
「椎名さんのこのパターンは凄い・・・。で、このパターンオレでも縫製できるかな???。毎回独創的で・・・。天才肌やね。」
と唸らせるほど

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実際、
Lanceの製作で一番難しいのは開口部の縫製でもあるんです

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正直需要と供給が全然バランスが取れていない状態でして、椎名賢君のアシスタント(お弟子さん)もメキメキ上達しているのですが、この開口部分だけは現在椎名君しか縫製ができないほどの難易度の高さです。
素人目にはここが一番難しいとは思われないのですが

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この立体パターンによる開口部が荷物の出し入れのしやすさを実現しています

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画像カラーはブラウン
フラップと本体は勿論縫製を行っていますが、フラップの開閉など動きや力が加わる部分はどうしても負荷がかかることより、補強のレザーパーツとハトメを用いて念には念を入れて補強を行っています

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機能性・使いやすさ②
~頻繁に取り出すものを収納できる大型ポケット設計

スマートフォンやパスケース、メモ帳など頻繁に取り出すものを十分に収納できます

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しかも結構な容量が入ってしまいます。

画像カラーはネイヴィー
私はカードケースと名刺ケース。スマートフォンにパスケースを入れてることが多いです。

画像カラーはネイヴィー
結構大容量なんで、普段から荷物たっぷり入ってますよ

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長野県からオーダー頂いたT様のコメントにもある通り鞄内部には背胴側に大きなポケットがあり、スプリングホックで止めることができますので、タブレットやノートPCを入れて使用されてもOKです

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画像カラーはブラウン
ブランドロゴは気に入っていますが、内部に別途縫製でつけています。
なんか見えるところにブランドロゴが入るちゅ~のは好きじゃないので(笑)。
【お客様の声】
綿のショルダーがこんなに使いやすかったとは・・・。レザーのショルダーベルトの鞄が今では使いにくすぎます(笑)。
(兵庫県D様)
最初はショルダーベルトがレザーじゃなかったので、少しそこが気に入りませんでしたがオーダーしました。実際使ってみるとブログに書いてある通り、自分の好みの長さに調整できるので、会長がブログで書いてある事を実感しています。
(兵庫県M様)
ショルダーベルトだけレザーじゃないので、少し残念でしたが。コスト削減でケチって居るのかと思いましたが、レザーのショルダーベルトよりも肩の負担が少ないですし、長さ自由に調整できるので便利ですね!!
(大阪府Y様)
関西からのお客様の声の特徴

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最初にディスってくる(笑)。
一枚の革仕入れて全部その革で製作する方が材料代は安いですからね。綿ベルトも小売じゃなくて何十mと凄い量を仕入れないとダメなんで、むしろ高くつきますからね(笑)。ケチってません(笑)

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ショルダーベルトには綿ベルト採用しています。しかも50mm幅の太い綿テープを採用しています。
レザーのショルダーベルトは穴が必要なので長さ調整にどうしても制限が生まれてしまいます。
これなら微調整が自由に可能です。
夏場はTシャツだけど冬には分厚いダウンのようなアウターを着用すると少しの微調整がしたくなりませんか?

ベルトの先端の止めの部分はレザーで補強して縫製してあります。
ちゃんと手間暇かけてます(笑)。
私も神戸ですが、関西のお客様は入りがドギツイ(笑)。結局は褒めて頂けるんだけど・・・。

画像カラーはブラウン
一般的なショルダーバッグは垂直に取り付けてるケースが多いですが、斜めに取り付けることによってワンショルダーでずり落ちる現象を軽減させたり、肩への負担を軽くしてます。たすきがけで持った時に妙にマッチするのもこのためです。本場のメッセンジャーバッグが採用していることから事実持ちやすいんです
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関西の方々は私も含めてお金のお話が好きなので(笑)、オマケで言わせて下さい。個人的にはモノは適正価格であるべきと思います。
大手のメーカーさんやブランドさんは大量に作るので大量に原材料も仕入れる訳で、きっと私達よりも同じ原料でも安く仕入れるでしょう。
私と椎名くんは大手ではなかなか作れないパターン設計や縫製など職人技ならではの作りを意識しています。
また皮革産地兵庫県は播州エリアの皮革生産に関わる方々の協力を経て、上質な皮革素材を商社など中間マージンがかからないように仕入れています。
金額的には決して安くはありませんが、椎名くんのハンドメイドにかかる期間などを踏まえると適正価格であるかと思います。
当初通販での販売を開始することにおいて、専用のパッケージBOXなども考えていましたが、パッケージ費用などを原価として考えると今の価格よりも遥かに高くなってしまう事が判明し、適正価格を実現するために包装を簡略化することにしました。

専用の綿袋に入れてエアクッションで梱包し、配送をお願いしているヤマト運輸の専用BOXにてお届けをしています。
クロネコさんより安い価格を提案してくる運送業者も数多くありますが、ドライバーを始めとした運送業者さんの荷物の取扱いなども考慮して運送業者はクロネコさんを信用しています。
レザーと言うことは気をつけて欲しいけどヘビロテして欲しい
~雨に濡れた。それもライフスタイル。10年間は最低使い倒してみませんか?~
一般的に言われる事で間違いではないです。
けど毎日使っていたら、傘を持たずに外出して雨に遭遇して濡らしてしまうこともあります。
だけど正しいメンテナンスをして頂いて、ヘビロテで使って欲しいです。
そんなヤワな鞄ではありません


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数週間前に雨に濡れてしまったとお客様から確認のご連絡がございましたが、正しい対応をされて居られて、素晴らしい経年変化をされていました。

経年変化の面白いところは、人によって微妙に異なってくる変化をすることです。
人によって千差万別なんでまさに数年に及ぶライフスタイルを刻み込む事に他なりません。
再製作でけたんですけど・・・
今回製作分は2016年最終製作になります。
が、予約分でちょっとだけになってしまいました

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一度の製作で各色5個ぐらいが現在最高製作でして・・・。
ネイヴィーはご予約で掲載前に完売となっております。
次回製作も進めていますが年明けからの製作となります。