こんにちは
。
日本経年変化協会です
。
まだまだ少し寒いですが、最近日中暖かい日がありません??
寒さが和らいできたと言うか?
もう春が目の前ですねぇ~
。
今回春をテーマに企画させて頂きました。
数々の別注モデルが生まれた名作トート・バッグ『Amanda』
かれこれ3年ぐらい前でしょうか?
真っ赤なレザープロジェクトである
R-18プロジェクトで真っ赤なトート・バッグ
『Amanda』を企画・製作を行いました。
Leather Hand Made Tote Bag 『Amanda』 : 100,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina
Brand : R-18 Project
Leather Material : cowhide(Tochigi Leather & Italian Leather)
別注の
栃木レザーと
イタリアンレザーのハンドメイドの真っ赤なオールレザートート・バッグで皮革素材を別注したので少々高価な価格になってしまいましたが、非常に好評価を頂きました
。ハリウッド女優の
アマンダ・サイフリッドをイマージュした鞄です。
素材を変更してコストパフォーマンスを改善するなど非常に多くのカバン専門店様やショップ様が別注を頂きました
。
今回の別注のテーマは『ニッポンの春』なんです
今回の別注を頂いたのは
姫路レザー有限会社の埴岡社長と
Honey Hills神戸本店のスタッフさんから。年末年始ぐらいでしたでしょうか?
「春物で別注したいんだけ、Amandaイケるかな??」
かなり
『Amanda』は別注頂いておりますからねぇ~
。今更過去にやったようなものはやりたくないし
。
今回は季節重視の企画にしてみました
。テーマはずばり
『ニッポンの春』
日本って我が国ながら四季折々は美しいですよねぇ~。
もう春は目の前ですし、冬から春の移り変わりを昔から日本人はとても美しい言葉で表現されていました。調べてみると
①薄氷(うすらい)
春浅いころの薄く張った氷のこと。または、解け残った薄い氷のこともいうそうです。
冬の終わりを感じる季語ですね。
②土筆(つくし)
氷が溶けると土筆を始めとした春の草花が芽を出します。
「土筆の子が恥ずかしがり顔を出します。も~すぐる春ですね~。ちょっと気取ってみませんか?」
って歌ありました
。土筆は春の訪れを感じさせてくれる自然のサインなんです。
③青春(せいしゅん)
青春と聞くと若者を指す言葉だと思いがちですが、春を表す言葉で語源は陰陽五行説に由来しており、春を指す色が青であることから、青春と呼ばれているそうです
。春先で青臭いことから若者を指すようになったそうです。
④若草(わかくさ)
本格的に春になると青空の下、草木が葉っぱを豊かに実らせていきます
。
若葉たちは美しい緑を演出してくれます。
⑤桜(さくら)
日本の春の代名詞と言われる華です。
美しいピンク色が季節の節目の合図です。
そんな日本の春の訪れをテーマにしてみようかと。周りからエライ知的やね。と突っ込まれるけども私は元々インテリでございます
(笑)。全てパステルカラー展開で日本の春を表現しました。勿論、細部にはメチャ拘りましたよ~。それでは各色ご紹介。
Bespoke Amanda ~Usurai~
Bespoke 『Amanda』 : 28,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina
Brand : Arco Crafts (Bepoke R-18 Project)
Color : Usurai (Pastel Gray)
Leather Material : cowhide(Arco Tanning Leather)
鞄本体はリバコ生地と言われる生地でカラーはパステルグレーで、春先の薄い氷である薄氷(うすらい)を表現しました。
服装を選ばないのでヘビロテで使えるカラーとなっております。
Bespoke Amanda ~Tsukushi~
Bespoke 『Amanda』 : 28,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina
Brand : Arco Crafts (Bepoke R-18 Project)
Color : Tsukushi (Pastel Beige)
Leather Material : cowhide(Arco Tanning Leather)
鞄本体はパステル・ベージュで春先に顔を出す土筆(つくし)をイマージュしました。
オーガニックな雰囲気で女性に評価高いようです
。
Bespoke Amanda ~Seisyunn~
Bespoke 『Amanda』 : 28,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina
Brand : Arco Crafts (Bepoke R-18 Project)
Color : Seisyunn (Pastel Blue)
Leather Material : cowhide(Arco Tanning Leather)
パステルブルーで青春(せいしゅん)を表現
。
この辺りから鞄のアクセントがあるので、お洒落の幅が少し広がります。この青だけはレザーで出せないので生地はありがたい。
Bespoke Amanda ~Wakakusa~
Bespoke 『Amanda』 : 28,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina
Brand : Arco Crafts (Bepoke R-18 Project)
Color : Wakakusa (Pastel Green)
Leather Material : cowhide(Arco Tanning Leather)
パステル・グリーンで春先の若草を表現。
色んな別注ありましたが、グリーンが一番に完売するカラーなんです。しかし多めに製作はしてません(笑)。
アクセントにもなるし、併せる服によっては自然にもなるので、以外とオールマイティーカラーなんですね。
Bespoke Amanda ~Sakura~
Bespoke 『Amanda』 : 28,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina
Brand : Arco Crafts (Bepoke R-18 Project)
Color : Sakura (Pastel Pink)
Leather Material : cowhide(Arco Tanning Leather)
パステル・ピンクで桜を表現。
私イチオシカラーでございます。女性は勿論、男性でも綺麗と思います。
本体はソファーの生地なんで丈夫かつお手入れが楽なんです
毎回、
『Amanda』を別注頂く際、鞄本体の素材をレザーでするのはあまりお勧めしていません
。
レザーにするとある程度重量感があります。
そして価格が高くなりますよ。
とアドバイスさせて頂きております。なので鞄本体には生地を採用してカラー展開遊べるし、幾ら良い生地と言ってもレザーほど高くないのが理由です。今回採用したのもリバコと言う生地です。
この生地、実は鞄用ではなく、家具に使われる生地で私は好き
です。
ソファーなんかに良く使われているもので肌触り良いし、色数がめっちゃ多いので、色鉛筆を選ぶみたいにワクワクします。企画してて。
そして何より
汚れに強い。
淡いカラーは汚れが気になりますが、最悪マイペットで叩いて拭くようにすれば汚れ落ちます(笑)。ソファーなんて汚れるアイテムだから汚れに強い仕様なんですな。
ナイス・マテリアル
。
実は普通のトート・バッグよりめっちゃこだわってるのが『Amanda』なんですな。職人技全開です。
『Amanda』の全体のシルエットをよく見てもらうと逆台形で上からボトムにかけて絞っているデザインなんですよ。
このデザインで製作するためにちょっとした工夫を施してあります。
通常鞄は袋状に縫ってからひっくり返します。これを内縫と言います。縫い目が鞄内部に来るようにね。
この
『Amanda』は外縫いです。ひっくり返してないんです。
鞄サイドにはレザーが縫製で施されていますが、補強もありますし、外縫いの縫製跡を隠す役割もあるんですよ。
外縫いはホントに珍しいので自己満足要素抜群です(笑)。
鞄底部はレザーです
。
鞄職人の椎名賢氏といえば丁寧な縫製t仕上げ。パーツのステッチ(縫い目)の数も左右対称と一糸の乱れもございません。
パーツにコバ(革の断面)がある場合は必ず切り目本磨きで手作業で全て磨き上げて仕上げを行っております。
今回の姫路レザーさんの別注モデルでこだわったとこは??
今回の別注モデルはちょっとカラーだけでなく、こだわってます。
まず今までの別注では絶対やらなかったのが、今回のハンドルです。
今回レザーで芯入れのハンドルを全て製作。コバは勿論磨きも発生します。
これ今までやりたくてもやれなかったんです。理由は
①革の使用量が増える。
②職人さんの手数が増える(製作費用があがる)。
別注受ける時は、極力費用がかからないように希望されることがあるんですが、
姫路レザー有限会社は自分とこで革作ってますからね。ちょっと手間かけさて頂きましたよ
。
実はね。一番こだわったのはハンドルの長さ。女性だと肘に掛けたり肩に掛けたり手で持ったり。と色んな持ち方しますよね?
こちら肩にかけて持つことは考慮してます。
肩からかけるトート・バッグ。欠点は小柄な女性が持つと身長がないから鞄が地面についてしまう
。
そんな事態があるようですので、
手にもってもたて型トートにも関わらず地面につかないと言う絶妙なハンドルの長さで型紙を作成しました。
あとご愛用者の方々のお声を集約して
鞄内部の両サイドにポケットを追加しました。
ファスナー付きのポケットが追加されたポケットです。
ブランドロゴはレザーに刻印してから縫製にて装着。
この
アルコタンニンレザーは丘染め染色で色止めぐらいしかしてないので、使い込めば使い込むほど色濃く。最後は飴色まで経年変化しますので、あしからずご了承お願いします。
お問い合わせ先
何度も確認しますが、当協会で企画は行っておりますが、販売は一切行っていませんので、直接店舗までお問合せお願いします。
販売やお問い合わはいつもの如く、
姫路レザー有限会社及びまで
Honey Hills神戸本店お願いします。
【店舗情報】
Honey Hills神戸本店
兵庫県神戸市中央区下山手通3-3-12 元町福穂ビル1F-B号
TEL 078-322-0777
営業時間 11:00~20:00
定休日 毎週水曜日