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要望あって企画。ちっちゃいモノは企画しにくい!! (2015年02月15日)

こんにちはkabinkusa

日本経年変化協会ですkuma

前回紹介させて頂きましたイクメン専用バッグ『Ted-Tote Bag』
昨日紹介させて頂きました、クラッチバッグ『Ai』
ともに大反響を頂きましたface03。他にお世話になっている工房アトリエの職人さんにも素晴らしいkirakiraとお褒めいただけましたが、まだサンプル段階でまだまだ時間がかかりますので、少々お待ちをicon23

今回はようやく仕様が完成したアイテムをご紹介させて頂きます。


前から要望のあった名刺ケース。普通にしたくないから苦しむんですよ
最近、ありがたい話ですが、色んなメーカーさんやショップさんの商品を企画させて頂く機会が増えて、
「商品企画とはなんぞや??」
と真剣に考えるようになりましたface06
私の場合売れるか売れないかの基準ではなくて、自分が欲しいか?面白いか?で考えてしまうので度々ギャップが生じます。
スマホケースとか依頼が多いのですが、自分が欲しくない依頼はお断りしていますicon11
自分が欲しくないものに閃きthunder2が無いんですよ。icon11

今回ご紹介するのは、随分依頼があったもののなかなか着手しなかった企画の1つである『名刺ケース』でございます。
昔一度やったんだけどねicon11。企画として苦しみまくったのでもうやりたくなかったですよ。
革小物は世の中にない専用のモノか差別化が必要。
革小物は用途がハッキリしていてサイズも小さいから差別化が難しい。


『名刺ケース』は名刺ケースですよ。
そりゃ素材やブランドで価格はピンきりですが、100円均一の名刺ケースと超一流ブランドの名刺ケース構造同じでしょ??
開いて両サイドに名刺入れるスペースがあるだけの・・・。
革小物の定番ですが、今更何を・・・。と敬遠しておりました。

ま、今は皮革素材の企画プロデュースさせて頂くようになって、
「これは名刺ケース作るとかっこえ~モンできる素材じゃね???」
ってのが偶然閃いたので、数年ブリにの『名刺ケース』企画に着手しました。


古いアメリカ映画のイギリスの文化が残るビジネスシーンに出てくるハンドメイドのフォーマルさを実現したかった
古いアメリカのよ~タイトルも覚えていない映画観てて、アメリカ文化が成熟する前でイギリスの文化が色濃い時代設定でしたが、サスペンダーとかかっけ~と観てると偶然名刺ケースを発見したんですface08。構造じゃなくて質感が抜群に良い。
で職人さんにお願いしてでけたのがこちら。

要望あって企画。ちっちゃいモノは企画しにくい!!
Bespoke Business Card Case : 12,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina 
Brand : Specialite (Bespoked Arco Crafts)
Leather Material : cowhide (Arco Tanning Leather)


構造は限られてくるので数年前に企画したものを再度パターンから見なおしました。
自分の分はフルタンニンのバッファローで製作しましたが、今回姫路レザー有限会社の埴岡社長とHoney Hills神戸本店のスタッフさんから強い要望を受けているので、別注として受け付けたものです。
1950年代を含めてそれ以前のヴィンテージのレザー製品は、傷を隠したり皮革素材を一定品質にすることを目的に皮革の仕上げにはピグメント仕上げが多く見られました。それらの多くが現在では茶芯と言われるものですface06

そ言えばピグメントで茶芯アルコタンニンレザー自分で企画してたなと思いついたんですicon11

要望あって企画。ちっちゃいモノは企画しにくい!!
アルコタンニンレザーの中でもヴィンテージを意識した素材であるアルコヴィンテージ。こいつを使ってみました。レザーを茶色に染色してからピグメント仕上げを施すことによってヴィンテージレザーアイテムと同じような茶芯の経年変化を堪能できます。


要望あって企画。ちっちゃいモノは企画しにくい!!
この質感ですよface03
求めていたのは・・・。スーツや鞄の中で長年使って頂くとうっすらと茶色くなってくるアレがね。
フォーマルのレザー製品って経年変化を考慮してないことが多いじゃないですか?買った時が一番きれくて経年変化じゃなくて経年劣化してくるみたいな??使えば使うほど愛着が増すようにしたかったんです。

要望あって企画。ちっちゃいモノは企画しにくい!!
唯一特徴と言うとカードホルダーの片側がマチ付きの袋状になっております。
製作は盟友の鞄職人椎名賢氏の作品ですので、鞄の構造が少し含まれております。
後はカラー展開が

本体:黒 × インナー:黒
本体:黒 × インナー:赤
本体:黒 × インナー:白
本体:赤 × インナー:黒
本体:赤 × インナー:赤
本体:赤 × インナー:白
本体:白 × インナー:黒
本体:白 × インナー:赤
本体:白 × インナー:白

カラー展開で9種類製作しました。
アソートが大好きなんで。個人的なお勧めは
本体:白 × インナー:赤
ですけどね~。


要望あって企画。ちっちゃいモノは企画しにくい!!
せっかくの茶芯ですから、コバは一切着色せずに、レザー本来の芯のカラーをそのまま残しております。
勿論コバ処理は切り目本磨手法でバチバチに手作業で磨きあげておりますkirakira
ハンドメイドのレザーアイテムってこれがレザークラフトや!!どや!!
みたいなワイルド感が多いのが主流ですが、敢えてフォーマルな展開で表現するとかなり映画の中のアイテムに近づきました。
これはこれで数年前より完成度も出来栄えも納得できた企画でしたface03


これあまり告知せん方がえ~のかな??コードバンヴァージョンも数個だけ製作してます
ちょいと遊び心でこんなのもどさくさに紛れて製作してみましたicon11

要望あって企画。ちっちゃいモノは企画しにくい!!
Bespoke Business Card Case : 15,000+Tax
Plan & Produce : Japan Agging Association
Making : ken Shiina Design Laboratory Representative Ken Shiina 
Brand : Specialite (Bespoked Arco Crafts)
Leather Material : Horsehide(Cordvan) + cowhide (Arco Tanning Leather)


偶然コードバンを入手してたんで、今回本体がライトブラウンカラーのコードバンを採用したコードバンモデルを製作しました。
ポーランド原産の馬のお尻の皮ですから、希少価値が高い高級皮革ですがたまたま入手でけたんでね。
コードバンを精製できるタンナーはアメリカのホーウィン社と日本の新喜皮革だけですからね。
今回は新喜皮革のコードバンとアルコタンニンレザーのヴィンテージを組み合わせております。こちらもインナーパーツが3色展開。

もうとHoney Hills神戸本店に並んでるそうで、コードバンモデルから順番に売れてるそうで、完売カラーがあると聞いてます。
せっかく問い合わせて頂いても売り切れやったら申し訳ないから紹介せん方がえ~のかな??と思いましたが、一応こんなんも製作しましたよ~ってことで。


お問い合わせ先
何度も確認しますが、当協会で企画は行っておりますが、販売は一切行っていませんので、直接店舗までお問合せお願いします。
販売やお問い合わはいつもの如く、姫路レザー有限会社及びまでHoney Hills神戸本店お願いします。

【店舗情報】
Honey Hills神戸本店leather fair
兵庫県神戸市中央区下山手通3-3-12 元町福穂ビル1F-B号

TEL 078-322-0777
営業時間 11:00~20:00
定休日 毎週水曜日