こんにちは
。
日本経年変化協会です
。
先日、
大上鞄店さんのオリジナル最高品質のショルダーバッグである
『Clarice』の受注生産第一号をご紹介させて頂きました。
素材は国内では数少ないピット製法のタンニン鞣しのタンナーとして知られる
栃木レザーを採用しています
。
使えば使い込むほど、革本来の魅力を感じてもらうことができる逸品です。
で、
昨日のブログ記事でご質問が多かったのが、ショルダーパッド
。
写真じゃよく分からないってことなんで、もう少し具体的に。
真鍮ファスナー、栃木レザー、ビブラムソール、職人のハンドメイドパッドなのだ!!
そもそも
『Clarice』の企画段階で、映画『羊たちの沈黙』で主人公演じるジョディー・フォスターをイメージしました。
劇中のクラリスはショルダー・パッドがないタイプのショルダーバッグを使っているんですよね
。
ショルダー・パッドを考えてはいました。ビブラムソールを使うことも当時から検討していました。
職人さんは面倒臭いので嫌だと言いました(笑)。
なんで、採用を見送りにしておりましたが、受注の際お客様の強い要望で今回オプションにて復活
。
鞄職人、の一糸乱れぬステッチは勿論左右対称で縫製されております
。
ファスナーも金属パーツと統一してブラス(真鍮製)の素材を採用。ファスナーですらエイジングしていしまいます
。
取り外し可能なので、他のショルダーバッグに取り付けることが可能です(ショルダーの幅があえば)。
ビブラムソールのロゴがセンターに来るように裁断されています。
歩留まりメッチャ悪い
。
生産コストより完成度を優先させています。
単品で販売していないのか?
とご質問頂きましたが、単品での販売は勘弁して下さい。
見た目以上に革使って、職人さんの手間暇かかっています。なので、現段階では
『Clarice』のサービス有料オプションにしています。
有料と言ってもホントに原価のオプションです
。
使い心地は半端ないですよ。ずり落ちないですから鞄が。
服も傷めませんし。
特許取れるんじゃねーか?無理か(笑)?
職人技相変わらず脱帽でございます
『Clarice』で一番驚いたのは、やはりビキニ・カヴァー部分のコバ処理です。
フルタンニンレザーのハンドメイドのバッグですので、コバ(革の断面)は全て職人の手磨きである切り目本磨き手法で仕上げていますが、この部分は圧巻です
。
最大6枚
の革を重ねているのですが、卓越した職人が自分の指先の感覚だけを頼りに長時間磨き上げてまるで一枚革のように見えてしまいます
。普通に凄いと思ってしまいます。まさに鏡面仕上げ。上質な素材と職人の卓越した技術の融合です。
ちょっとだけ展示しているらしい
『Clarice』の受注一号が完成したのが先週ですが、パッケージ。
所謂外装が遅れております(笑)。
せっかくのセミオーダーバッグなんだから外装にも拘ってしまいまして、パッケージが遅れております
。
パッケージも実は凄い拘った。
箱メーカーさんで特種な箱作ってもらってさらにその箱を職人によって加工してます。
鞄職人さんは負担全開(笑)。
発注者様の了承を得てパッケージができるまで
大上鞄店さんの店頭展示されているそうです
。
左がサンプルのノーマルの
『Clarice』。
右がご注文頂いたフルオプションヴァージョンの
『Clarice』。
もちろん、
栃木レザーの品質保証タグの赤タグが装着されています。
同じデザインですけど、素材やカラー、オプションで違った表情になるもんですねぇ~。
大事に使って欲しいなぁ~。
<店舗情報>
大上鞄店神戸元町本店
住所:神戸市中央区元町通1-4-11
電話:078-331-3962
FАX:078-331-4911
メール:info-ohueアットkobe-ohue.com
ホームページ:
http://www.kobe-ohue.com/
営業時間: 10:00~19:00