こんにちは

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日本経年変化協会です

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真っ赤な高品質レザーで極上のアイテムを生み出さうとしている
R-18プロジェクト
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それと並行して
レザー本来の経年変化を楽しみたい無垢のレザーで極上のアイテムを生み出そうとしている
やっぱり生成りが好きプロジェクト
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今回は生成りの楽しみにしていたアイテムのサンプルがようやく届きました

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新喜皮革のホースハイド・ウエスタンシャツ作ってるどぉ~

どやさぁ~!!
メッチャ綺麗な生成りのレザーシャツを作ろうとしています。
素材は日本で唯一コードバンを精製しているタンナーとして知られている兵庫県姫路にある
新喜皮革のホースハイド(馬革)のヌメです

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新喜皮革の新田専務からは
「防水加工とかも必要ないの?馬革は傷も多いし、無垢の生成りは凄く目立ちやすいし、汚れるよ」
とおっしゃられていましたが、革従来の質感を楽しみたいので、あえて無垢の生成りで企画しました。

革シャツって、ぶっちゃけコレ!!っての無いんですよね。
大概あってもディアスキン(鹿革)であったり、ワークシャツのジャケットにも併用できるようなちょっとドッシリ系のものが多いように思えます

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もぅ、ホンマにね
”シャツ”って奴が欲しいんです。経年変化おもいっきり楽しめるやつが。

ホースハイド(馬革)ってレザーの床面(裏側)がめちゃくちゃ綺麗に仕上げをすることができます。
なんで、厚みを増すことになる裏生地は一切用いていません

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男らしく革オンリー(笑)

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着倒してレザーがペラペラになるとまるでネルシャツのように軽く羽織れるレザーシャツが欲しかった(笑)。
勿論、
飴色
に経年変化していきます。
ウエスタンシャツがカッコえぇ~んですよ。
別に、ウエスタン好きではないですが、ウエスタンシャツは正直好きです。
シャツを着た時のシルエットが凄くスマートでカッコえぇ~と感じています。なんで今回はウエスタンシャツにしました。

実際2万円以上するウエスタンシャツを解体して参考に製作を薦めていました。
ポケットやヨークがウエスタンシャツの良し悪しを左右するので、ここ重要

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犠牲になったシャツの持ち主はプロジェクトのディレクター役である
協和チャック工業株式会社の高井社長(笑)。
高井さんのシャツの尊い犠牲を決して無駄にはしない(笑)


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袖口もメッチャウエスタン。

ぽっちゃり中年体型の私会長が着用してこんな感じ

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今日は寝癖で頭ボサボサで防寒でパッチを着用してるのでワークパンツ履いてしもた・・・

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細身のパンツで出社すりゃぁ~良かった。

リアポケットの半分隠れるぐらいの丈もバッチリ

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いや、丈とかサイズ感はホンマにバッチリなんですよ

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R-18プロジェクト
で革ジャンを製作して頂いているデザイナー・職人の時田智弘氏の製作ですからね。そりゃ間違いないわ。

馬革特有の柔らかさで裏地も使ってないので凄い腕周りの経年変化とか凄いことになりそうな予感です。
こりゃ着込むのが楽しみやん~。
かっこえぇ~けどやり直しぃ~
だけど、合格点じゃない。
何かまだシャツってか革特有の重たさを感じる

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実際ヨーク部分とか革が重なる所が分厚くなるから違和感を感じるねん・・・。
「革ってそーゆーもんでしょ。」
と言われるかもしれませんが、それなら自分で作りません。既成品で十分なわけで既成品でないスペックを要求するので製作するわけです

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当然職人さんが悪いわけでなく、作ってみて使ってみて初めて分かることが多々あります。

後、貝ボタン好きで希望したけど、革シャツにしてみるとイマイチだなぁ~

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これ個人的趣向(笑)。
一生懸命製作してくれた職人さんに申し訳ないですけど、
「すんません。やり直しプリーズ
」
気になる仕様があるので、2着後製作してもらうことを依頼しました。
せっかく製作するならば、妥協したくないんです。
販売も考えていますが、分かって下さい生成りプロジェクトを
やっぱり生成りが好きプロジェクト
は革本来の無垢の状態のレザーで経年変化が楽しめるように取り組んでいるプロジェクトですが、既成品は真っ白な生成り製品が多く流通しています。それは革の綺麗な部分を選んで使っているので1つのアイテムに
「牛何頭か使ってます。」
なぁ~んて事を謳っているブランドや製品もありますが、私は賛同できません。
革って皮のことであり、もとは私達人間と同じく哺乳類で生きていたわけですよ。牛や馬も。
革製品って使うと汚れや傷が入るわけで、それが経年変化として評価される

。でも初めからの傷がだめだ・・・。
矛盾してるし、人間のエゴなんか。
私は自然保護団体ではないので、レザー製品は大好きですが、元々は生きている動物の副産物ですからね。大事にしてあげないと成仏出来ないと思っています

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やっぱり生成りが好きプロジェクト
はあえてよほどの傷や虫刺され出ない限り少々の傷はあえて使っています。生前の牛や馬が柵にぶつけた傷か、喧嘩してでけた傷かと想像するのも楽しみなんで。
極力手を加えないフルタンニンの生成りのヌメ革を全て愛して作るので多少の傷は避けません。そこはご理解頂きたいと思います。

今回のサンプルでもあえて使っています。
経年変化していくとわからなくなりますからね。今回のシャツも馬革1.5頭分使っています。
大事にしてあげないと馬が成仏できません。
革製品はかっこよくて大好きだからこそ、一生もしくは長年愛してあげたくなるアイテムを見つけたいと思います。
ちなみに来週には改良版サンプルがあがてきます。