明けまして
おめでとうございます
。
日本経年変化協会でございます
。
さて、今年も本日から仕事始めです。皆様良いお正月は過ごされましたでしょうか?
今回はお正月らしいかもしれないご報告を。
R-18プロジェクトは真っ赤な最高品質のレザーを用いて日本の誇る各方面のスペシャリストの職人達が18品目のアイテムを造り出すプロジェクトです。私も半年ぐらいモノ造りのプロデュースで走り回っていますが、日本のモノ造りの課題が沢山見えてきたような気がします。
数多くの課題の中でも取り分け目につくのが
希望する副資材が存在してないってことなんです。
ファスナーとかハトメとかその他諸々
。
ファスナーで言えばトップシェアはYKKさんでしょう。壊れにくい世界一のチャックかもしれませんが、私が希望するアイテムには使いたくない。TALONとかはマッコイズさんで使われていますが、厳密には中国製のタロンジッパーなんで、仲間内では中華タロンと言われています
。副資材がありふれたものであると、職人さんの造り出す結晶とも言えるアイテムの魅力が半減してしまうような気がします
。
今回
協和チャック工業株式会社の高井社長に参画して戴いているので解決策を相談させて頂きました。
本職ですからチャックはメッチャ精通されていますからね
(笑)。
漆の本場福井県鯖江市から漆職人さんにも参画して頂きました
ファスナーの素材や形状は
協和チャック工業株式会社の高井社長に相談すれば、軽やかに解決
。
流石、YKKさんでは出来ないような事が出来ちゃうあたりが本当に
協和チャック工業株式会社さんは凄いですよ!!
で仕上げは
「漆塗りがやはりかっこ良いよね?」
と、言うことで漆の本場である福井県鯖江市で漆職人さんにも
R-18プロジェクトに参画して頂けるようにお願いしました。
で出来上がったサンプルがこちら。
今回梱包用の箱やメンテナンス道具も漆塗りにしちゃうことを考えてます。
今回快くお引受け頂いたのは
山内うるし工芸の山内古代氏。
古代ってかっこ良いお名前です
。お姉さまがユキと言うお名前との噂・・・。
間違いなくご両親は宇宙戦艦ヤマトのファンと見ました
(笑)。
今回は
R-18プロジェクトの趣旨を踏まえて頂きこの赤い漆塗りをパッケージに採用したいと考えています。
さらに各アイテムを製作した職人さんと工房の蒔絵を施す予定です。
箱すら捨てられない最高品質のアイテムにしたいのです
。
日本経年変化協会オリジナルメンテナンスオイルの開発と同時にオリジナルのメンテナンスツールも考えています。
色んなブラシを試した結果。黒豚の毛が一番しっくり来たので木製の持ち手に豚毛のブラシをリリース予定ですが、持ち手は勿論漆塗りの仕上げです。漆を塗ることでめちゃくちゃ手に馴染みます
。
これが漆塗り?日本の伝統技術は予想を超える仕上がりに
当然チャックの摘みもサンプルで漆塗りで仕上げて頂きました。
色んな仕上げが出来ますよとのことですが、私が
R-18プロジェクトで採用したのはこちら。
摘みの形状は変更ありますが、仕上げこれどうですか?
メタリック塗装ではなく、これは漆塗りなんです。
通常の塗装より漆塗りの方が強いと言うことも分かりました。
確かに数十年経った漆塗りのお椀が現役だったりすることは良くある話です。
日本の伝統技術漆塗り凄い!!
Posted by エイジングマスター at 13:43│
Comments(0)
│
お知らせ