こんにちは
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日本経年変化協会です
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昨日の台風すごかったですね。日本各地で被害が出ているようですが、皆様ご無事であることを祈ります
。
さて、以前報告させて頂きました、神戸は元町の老舗鞄専門店の
大上鞄店さんからプロデュースのご依頼を頂きました。オリジナル商品開発に進捗がありました。
前回の記事はこちら→
http://keinenhenka.ko-co.jp/e213219.html
茶芯レザーの水洗いもできる超軽量サブトートと日本全国初の沖縄県
石垣牛レザーを用いたオリジナル名刺ケースのレザーのテストサンプルが出来上がったので、
大上鞄店さんの専務であります、
大上悠介氏と共に兵庫県姫路市のタンナーさんに向かいました。
改めて驚愕!!染色職人の神業
姫路に到着して、皆様暖かく出迎えて頂きました。
挨拶もそこそこに、やはり出来上がりテストサンプルが気になって仕方がない我々
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今回も染色にかんしては
澤商店の社長、
小寺澤さん(通称:サワさん)にご協力を頂きました
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画像左:大上悠介氏
画像右:サワさん。
素材は勿論ホースハイド(馬革)。お二人が持っておられるのは背割の半裁。重たそうに見えるのですが、メッチャ軽いのであります!!
仕上げは勿論
有限会社大昌さんの大垣社長。
サワさんはカラーサンプル通りにドンピシャで染色を併せられる職人さんです。
紙や生地のサンプル見本で
「この色がいいな」
と私が希望した色を素材が異なるレザーと言うマテリアルを見事狂いなく、染め上げる技術には驚愕
です。
普段はお魚の飼育が大好きでムードメーカー的存在のサワさんですが、仕事ぶりに触れる度に熟練の職人として完成度に驚かれます。今回も
「難しかってんぞ!ヌメに色入れるの!!」
とか言いつつもバッチリ、カラーを指定の色カラーに決めてくれました!!
仕上げも大垣社長で、指定通りの質感に仕上げてくれました。
やっぱ職人さんは凄い!!
今回の茶芯は日本経年変化協会として自信作なんどす
画像左:大上悠介氏
画像右:私会長
茶芯レザーとは、使い込むことによってレザーが経年変化し、レザーの芯が出てきて黒から茶へ変わるレザーの事ですが、元々は偶然の産物であり、当時は不良品扱い的な存在で茶が浮き出たレザーに魅力を感じるのは一部の愛好家でした。
現在一部の製品づくりに茶芯の経年変化を考慮した製品が存在していますが、多くがラッカー仕上げの顔料になります。表面の塗装が剥がれて茶色が顔を出すといった仕組み
。
今回、当協会のプロデュースとしては染料で仕上げております。露骨に茶色が出てくるのではなく、自然と黒光りから茶色へ光り輝く仕掛けが盛り込まれているのです。茶光りするんですよね。ちょっと自信作。
日本初の石垣レザーも準備完了!!
国内の国産黒毛和牛の原点である沖縄県石垣島の石垣牛。
お肉が大変美味で知られていますが、なぜかレザーは今まで流通していませんでした
。今回、
有限責任事業組合石垣皮革さんの全面協力の元、貴重な石垣牛のレザーを鞣し、商品素材に用いらせて頂くことになりました。非常に美しい天然のシボが浮き出てきてレザー愛好家なら間違い無く惹きつけられます
。
今回は3色のカラーバリエーションで製作。
カラーもサワさんの神業染色で指定の色通り。ホント凄いです
。
高級黒毛和牛はレザーも凄い。出来栄えに満足じゃぁ~。
最高の素材の準備は完了!!
後は、縫製を依頼するだけ!!日本経年変化協会プロデュースアイテムがもうすぐお披露目です。
ちなみに販売は
大上鞄店さんのみの販売となります。
お問合せ先
<店舗情報>
住所:神戸市中央区元町通1-4-11
電話:078-331-3962
FАX:078-331-4911
メール:info-ohueアットkobe-ohue.com
ホームページ:
http://www.kobe-ohue.com/
営業時間: 10:00~19:00
※メールは”アット”を@に変換してからご送信下さい。
日本経年変化協会のプロデュース依頼に関して
日本経年変化協会では商品プロデュースを承っております。
詳細はこちら→
http://agingjapan.com/special/
当協会のコンセプト
http://agingjapan.com/about/concept.php
に相当していることが条件になります。
また、大変申し訳ございませんが、会長の私が欲しくなるアイテムのみのプロデュースとなります(笑)。