こんにちは
。
日本経年変化協会です
。
寒くなったり、暑くなったりして体調崩されていませんか?私はバッチリ体調を崩しました
。
うんうん。流行りには乗っておかないとねぇ~。
そうそう、
R-18プロジェクトの2品目のテストサンプルが上がって来ました
。
ダレス型のボストンが欲しかったんだよ。新幹線のグリーン用に
当協会のWEBサイトを閲覧している方々は無骨なアイテム好きの方々が多いのかな?
革ジャンとかフライトジャケットとか無骨なアイテムを愛好すると、それに併せた鞄って困りません?
だから、普段仕事以外では私手ぶら
が多いです。
でも出張とかさ、1日デートなんで1泊2日とか日帰りのお出かけとか流石手ぶらって訳にはいかない。しっくり来るバッグがないのぉ~。
できればボストンバッグが欲しいのですが、ないのぉ~。
会長私の欲しいアイテムを製作する
R-18プロジェクト。私利私欲を満たすために製作開始してました(笑)。
ダレス仕様のボストンバッグです。
これだけで十分カッコえぇ~んですけどね
。製作者の渡辺氏と私も完成度は100%ではありません。
サンプル製作してさらに改良を加えるのだ!!
腕が確かだから、探しだしてお願いした鞄職人”渡辺賢治”
今回
R-18プロジェクトでは18人の職人さんに18のカテゴリでアイテムを製作してもらっているわけですが、私がイメージするセンスを共有・理解して頂ける職人達ばかりです。共有できない職人さん達はお断りさせて頂いてます
。職人さんが作りたいモノと欲しいモノがミスマッチした場合、そりゃ売れない商品ってことになります。作り手とニーズがマッチすれば逸品が誕生するはず。
今回鞄を製作してくれた職人さんは
渡辺賢治さん(作品は
椎名賢の名前で発表)。
私との出会いは数年前だったかな、普通のサラリーマンしてる時に行きつけの神戸のジャズ喫茶のカウンターで、マスターから紹介されたのが
渡辺賢治氏でした。名刺交換を何気なくして鞄職人って凄い職種だなと思ってました。帰宅してWEBで彼が参加してるコンペを確認すると、彼の作品が輝いていました
。
直感でコンペの優秀作品には選ばれないであろうとは思いましたが(コンペはジャップセンスのバッグが選ばれるもんなんで
)、彼にいつかバッグを作って欲しいと強く思いました。
月日は流れてまさか自分がモノ造りのプロデュースをするとは(笑)。
渡辺賢治氏に鞄を依頼するため名刺の住所に。移転しました
。どこに?どこに?
移転先に電話してもらって、そのまま車を乗り付けて、数年ぶりに再会して
R-18プロジェクトのコンセプトをお話して協力して頂くことを了承頂きました。
今回ブーツと同じレザーを採用しましたが、
渡辺賢治氏がバッグ用に1.5mm厚にすいております。
ボストンサイドは特有の皺が演出されています。ちなみにパイピング及びハンドルに芯は入れておりませんので長く使い込んでも全てレザーなので中から芯が出てくるってダサいことは起こりません(笑)。
ボストンの裏側はシンプルに仕上げて頂きました。
ダレスを開けるとこのように荷物が取り出しやすい設計になっています。
渡辺賢治氏は
山口氏のブーツの完成品を仕上げ前に確認してインナーをブーツと統一されました。
作品のペンネームである
椎名賢の刻印と日本製を示す刻印。そして完全受注生産を意味するDaiamond Editionの刻印が刻まれてシルバーを刻印に流し込んでおります。
一流の職人の仕事としては当然ですが、全てステッチの数が揃っております
。
これは大量生産ではでけんね。
分かっていたけどやっぱり
フェラーリのように真っ赤なヌメ革を!!
ってことで皮革産業のメッカである姫路のタンナーさんにご協力頂いて出来上がったのは今回のレザー。
コンビネーション鞣しと訊いて自分でもレザークラフトやってみた時にレザーのコバ処理がフルタンニンのレザーと比べて綺麗に仕上がらないことを痛感しました。
プロの職人さんにもお伝えして見てとりあえずサンプル製作してみないと分からないって状況でしたが、予想通り
「やっぱりフルタンニンのレザーを」
との声。
分かってたんですよ。ブーツには多少のクロムの要素は必用だと私は考えていたのですが、小物になるとクロムが仇になるとは
。
勿論コバを着色すれば問題ないですってことですが、それは妥協なんですよ。着色は経年変化ではなく、経年劣化になってしまいます。
姫路はタイコを回す鞣しが得意なようでクロムやコンビが主要だとお聞きしました。
革が良い悪いではなく、欲しいアイテムに適しているか適してないかが重要なポイント。せっかくここまで来たのに・・・・。
ここまで来たからこそ、妥協はしたくない
。
ブーツ以外で
フルタンニンのレザー開発を開始します。
現在考えているのはドブ漬けのフルタンニンとしは全国ブランドとも言える
栃木レザー。
東京の江戸前タンナーとして知られる
若正皮革のヘビーウェイトレザー。
フルタンニンは歴史はそのまま経験に繋がるのでフルタンニンを用いるならブランドレザーになります。今からさらにレザーを開発。
R-18プロジェクトの商品は妥協しない極上品を生み出したいと思います。
現在ブーツとバッグのサンプル。
真っ赤やのぅ~。
姫路のレザーはブーツにはホント最適。目的に合わせてレザーを製作。気が遠くなりますが応援よろしくお願いします。