こんにちは。
本日は革仕入れてきました。
ストックしてる革減ってきたし、久しぶりに直接お伺いして来ようかな~と。
コロナの影響で原皮の価格高騰とタンナーさんも休業したりして、値上がりするは革不足してるわみたいな感じになってるようで。
新喜皮革さんの茶芯ホースハイドメチャクチャ品薄です。数少ない在庫すべて頂きましたが、まだ必要。
次回出来上がりは4月とのことで予約してと。
クロム鞣しと違いタンニン鞣しとりわけピット鞣しは時間かかります
。
それでも直接お伺いしたのは、これもあればラッキーなレザーを直接自分の目で見て仕入れたいからんですけどね。
もちろん茶芯ホースハイドも仕入れましたが、面白いレザー見つけたんで、ご紹介します。
先のブログで次回は新聞配達員のニュースバッグを次回の新作企画してるとご報告しましたが、茶芯じゃなくてこっちで仕立てようと思います。
信じられなだろ?この馬革すっぴん何だぜ?
今回は革屋さんがもっとも販売しにくいレザーでしょう。そんなレザーを喜んで仕入れてるんで『ありがたいお客さんですわ(笑)。』
と言われちゃいました。それがこちら。
いわずと知れた馬革と言えば新喜皮革製の馬革。もちろん、フルタンのヌメ。このレザーすっぴんです。
傷とか色ムラメチャクチャあります。
茶芯ホースハイドより安いのか?
それがデシ単価1円安いだけです。新喜皮革さんの馬革はコードバン搾取されてますので、馬の上半身を縦割りして半裁としています。だいたい120dsぐらい。なんで、茶芯ホースハイドと半裁くらべて120円こちらがお安くなります。茶芯と素上げで価格あまり変わらず。 まぁ~値段変わらんなら普通は傷、色ムラ避けるわな・・・。
でも馬革って傷多いからそれ誤魔化すためにピグメントで顔料吹いたりオイルレザーにするわけで、鞣しと染色だけの潔さに脱帽。
どこを見ても深く刻まれた傷とシワ。
当然染色しても色ムラがある。
オイル処理すらしていないので、逆に馬革の特徴である軽さが際立つ一枚のレザーと言えます。
あぁ~この感じたまんない。
これで鞄仕立てたら使い込んだらヴィンテージですよ。
予告どおり茶芯ホースハイドでも作りますが、こちらは私の愛用仕様にしよう!!
うちは正規ルートで仕入れてます!栃木レザーのコレ久々来たぁぁ
お次は
栃木レザーも仕入れしました
。
日本経年変化協会のレザーの仕入れは兵庫県の姫路市、たつの市のレザーは直接タンナーさんから仕入れます。
栃木レザーの仕入れは正規の商社さん経由で仕入れしてます。商社さん立ち寄る時は、
栃木レザーも
新喜皮革さんも面倒なんで商社さんから仕入れしてます。 私の大好きなイタリアのレザーは東京の浅草にある商社さんから仕入れしてます。
なんでこんな事言うかと言うと
らしいです。 でクレームがタンナーさんや商社さんに殺到してるそうです。産地偽装と一緒なんでそれ詐欺ですやん・・・。 うちは正規で仕入れしてますのでご安心を。栃木レザーの赤タグも商社さんから購入してるんですよ。みんな捨てちゃうと思いますが、あれ一枚数十円してます(笑)。
北米産原皮で250dsを遥かに超える立派な半裁。
しかも鞣して染色してのすっぴん素上げレザー
。傷色ムラ上等の潔さよ。
これは完全ワタクシ仕様。
ぱっと見綺麗に見えますが、
あちこちに傷があります。
革の本来の姿を革の塊で持つ
。
幾つか仕立てましたが、なんだろう・・・。この変態仕様に共感してくれた、変態さん・・・。もといお客様が想像以上に多く嬉しくも驚きの完売となりました。
スタッフからの報告によると
この5年間変態仕様の財布の再販の問い合わせが耐えない
とのこと。
だってこの革あんまり無いんですよ。革が無いから作れない。ただそれだけのことよ。
今回も凄いエグい素上げっぷりでございます。
牛さん。生前虐待されていたんですか?
どうした牛ぃ~ってぐらいの傷。喧嘩とか柵でぶつけたんか?
通常はオイル入れたり、銀面擦ったりして傷隠すんですが、ありのまま。
ピットで鞣して肉厚のヌメを染色だけして出来上がりと言うね。
この色ムラよ。
普通の人は買わないよね(笑)。
このへん自分用に使いたいわい
。
多分ご要望にお答えして5年前の変態さん仕様作ると思います。
財布の内部は
新喜皮革さんの茶芯ホースハイドなんですが、今回も仕入れましたが、欲しい量が仕入れられませんでした。あのラウンド式長財布は小さなポシェット作るより革使いますんで・・・。
いや、外は極寒でしたが、熱い仕入れができました。
不思議がられますが、タンナーさんでしょうが、商社さんでしょうが日本経年変化協会の仕入れは私自ら現物見て選びます。 革って大きさだけじゃなくて、一枚一枚同じタンナーさんや仕上げでも全て異なりますからね。自分が企画したいプロダクツ想定して革選んでます。
今回も商社さんは嫌な顔一つせず、在庫広げて頂いて本当にありがとうございました。
ま、商社さんとかタンナーさんには売って頂いたレザーがこんなプロダクツになったんだぜ!!ってお見せしたいんでお伺いもするんですけどね。
スタッフはもちろん、椎名君や本田さんをはじめとする職人さん。そして皮革素材を準備してくれるタンナーさんや商社さん。
そして応援してくれる皆様。すべてに感謝です。
これでまたワクワクするプロダクツ生み出すよ~。
あ、もちろんコレ以外にも多数仕入れしてますよ。変態さん仕様だけじゃ流石にまずいので(笑)。