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【閲覧注意】ブーツのカビ実験とメンテナンス方法 (2016年07月09日)

こんばんはkabinkusa

前回のブログでカビ対策のメンテナンスをご紹介いたしました。こんなご意見を頂きました。

「すでにカビだらけになってしまったのですが、手の施しようが無いのですか??」

時既に遅しの方々がいらっしゃるようですicon11
実験してみよう。スタッフに湿気た所にブーツを置いてカビを発生させないさいと言うとパワハラと言われました(笑)。
では私の私物で試してみよう。
普通のワークブーツとクロムエクセルのブーツでカビの生え方も違うはずなので、カビ対策を行わないでブーツを放置してみました。


実験とは言え、カビが生えたら最悪な気分。
うえ~ん。ガチで最悪。

私血液型はO型なんですが、几帳面でして自分のブーツをこんなみすぼらしい姿にしたのは初めてかも・・・。

実験に使ったのはWHITESのスモークジャンパー。一般的なコンビネーション鞣しの牛革のワークブーツ。

カビと言うか埃がたまっておりますが・・・。

フォルスタンめくってみるとカビが予定通り発生face07

い~や~、コバにカビが発生しまくりface07


オイルがカビの元なんですが、クロムエクセルはカビが大好物なレザーなようです

私はクロムエクセルと言う皮革素材が個人的に好きではないので、ブーツではこの一足だけがクロムエクセル製。オイルレザーで柔らかいと言うのが採用されているようですが、同じくWHITESのセミドレスで実験。スモークジャンパーよりカビが発生しておりますicon11

コバもアッパーもカビまみれface07

オイルレザーでもクロムエクセルはオイルの含有量が多いので、厚みの割に柔らかいと思われますが、その分カビが大好物な模様・・・。

じゃ、この2足をメンテナンスしてみます。


【メンテナンス①】まずはシューレース(靴紐)をほどいてみましょう。

まずは触りたくないけど、シューレースをほどきます。

スモークジャンパーの場合フォルスタンがありますので、フォルスタンも外します。

フォルスタンの下はカビだらけ・・・icon11
実験とは言え、悲しい気持ちになります。


【メンテナンス②】ブラッシングはNG。濡れた布でカビを丁寧に拭き取るべし

ブラッシングでカビを落とすのは原則NGです。
カビは細菌ですからね。家の中の場合飛び散ってしまうと小さなお子様やペットがいると大変な事になりかねません。
濡らして十分に固く絞ったタオルや布で丁寧に拭き取ります。

私は古くなったTシャツとかパジャマをカットしてメンテナンス用のウエスとして使ってます。
カビを拭き取るとこんな感じで汚れます。エンガチョ(死語)。

ブーツの中まで綺麗に拭き取ったら、風通しの良いバルコニーとかに半日起きます。
夕方ではなく、午前中にメンテナンスして干すがベストですね。

とりあえず、水拭きでカビを綺麗に拭き取り、半日干してみました。


【メンテナンス③】ブラッシングの役割は埃を落とすのとオイルを馴染ませることです

乾干しした後にブラッシングです。
外で天日干ししてる間も埃が付着するので、埃を落とすためにブラッシングをします。
コバのステッチ周りは使い古した歯ブラシを使うとブラッシングしやすいです。

ブラシも何使ってると訊かれるのですが、靴用ならどれ使っても問題ないように思えますが、私はレッドウィングの純正のブラシを使ってます。馬毛だそうで。ブラシまでは拘っておりませんtanuki


【メンテナンス④】オイルはこだわろう!!
ワークブーツの定番ミンクオイルや海外ワークブーツメーカー純正オイルは要注意!!

天日干ししたら多少潤いが無くなるので、オイルアップしたければすれば良いと思います。
んじゃ、今回は私もオイルアップしてみます。
「レザーと言えば、ミンクオイルっすね?」
「ワークブーツメーカーの純正オイルなら間違いないっすよ?」
とご質問頂きますが、良いとも言えないし、ダメとも言えないのが現状。
私が若い頃はミンクオイルぐらいしか無かったですが、基本昔ながらのミンクオイルやワークブーツメーカーの純正オイルは要注意です。
森林やハードな現場で使うためのブーツがワークブーツであり、防水性を高めるためにオイルを使用するのが本来の目的です。
なのでミンクオイルには松脂や蝋樹脂と言った成分が含まれており、防水性は高まりますが、一度塗ってしまうとなかなか落ちない。汚れてメンテを繰り返す度に黒ずんでゆくと欠点があります。ワークブーツメーカーの純正オイルも同様です。ラナパーとかも成分に余計なもんが入っていると私は思います。

純正に保革だけを考えるなら革の表面にコーティングが無いオイルが適しています。
私は個人的にオイルを調合してそれを使っています。

これ色々注意書きができたら少しだけご要望される方だけに販売はする予定です。
広く購入しやすいお薦めのオイルとしてはマスタングペーストでしょう。
最近では取り扱い店舗も増えてきて、東急ハンズにもありますので、購入しやすいと思いますのでお薦めですkirakira


【メンテナンス⑤】オイルは薄く伸ばしてブラッシング。1時間ほど乾かしたら乾拭きを

オイルまみれにする方いらっしゃいます。
ブーツベタベタのテカテカになってますけど??みたいな。
指先で少し取って薄く伸ばしていくだけで十分です。

オイル塗りすぎてるとまたカビ生えるので薄く薄く伸ばしていくのがポイント。
その後ブラッシングを行います。オイル全体を馴染ませるためです。
オイルを塗ったら1時間ほど室内で乾かします。天日干ししたらオイルが表面にあるので、埃ついちゃいますから室内がお薦めです。

乾かしたら、綺麗な乾いた布で乾拭きしていきます。
薄く伸ばしたはずですが・・・。

オイルは全て浸透せず、残っています。
このオイルの残ったものがカビの原因にもなります。
ワークブーツは堅牢さを求めて作られているので、クロム革よりのコンビネーション革を採用していますので、オイルが浸透し難い革とも言えます。

私は単車に乗るので、ブーツの先端が痛みやすいので、最後つま先をクリームでもメンテします。
クリアタイプは無色(画像左)ですが、Boot Blackのダークブラウンをブーツがブラックでも使用する事が多いです。

出来上がり~。
カビは一切ございません。艶も戻った。

つま先の傷も上手く隠した(笑)。

同様の手順でセミドレスもメンテ完了kirakira

傷もばっちり隠しました(笑)。

あとは、カビが再びカビが生えないように前回のブログを参照して頂けると良いです。
本当はカビが生えないように対策するのが大切で、万が一カビが発生しないと干す時間も考えると一日仕事になっちゃいます。

でも自分の相棒を繰り返しメンテすると愛着が湧きますな。



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Posted by エイジングマスター at 21:38│Comments(0)お知らせメンテナンス(ブーツ)
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