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入門ブランドと言えどもすっごい時間かけてます (2015年08月31日)

こんにちはkabinkusa
日本経年変化協会ですkuma

いよいよ、直営ブランドのSpecialite & Entreeの通販サイト(簡易版)がオープン予定目処が立ちました。
オープン予定は2015年9月5日(土)ですkirakira
大安です(笑)。

日本経年変化協会ではハイエンドの素材と仕上げを行うSpecialiteと言うブランドと、レザーの魅力やハンドメイド、経年変化の魅力を感じて欲しいと言う入門ブランドのEntree(アントレ)の2つのブランド展開をします。Entree(アントレ)に関しては多くの方々に魅力を伝えたいので、代理店様やコラボ企業様も募集しておりますkabinkusa

通販サイトオープン前にオーダー頂いた方々やお取り扱い店舗様に言われるのが

「入門ブランドだからすぐに製作できるんでしょ??」

と言われますが、入門ブランドですがSpecialiteほどの価格はしませんが、そこそこの価格ではありますface06Specialiteと比べて価格を落とすために唯一しているのがパターンです。パターンの数や形状が複雑になると高額になってしまうので、パターンをシンプルに仕上げていますが、シンプルなパターンは製作・仕上げが難しいのですface07。今回製作の裏側を少しだけご紹介させて頂きます。


現在お問合せ頂くも製作が追い付いていない名刺ケース『Carte』後半の製作が一番難関
発表以降、非常にお問合せが多く、リピーター様も多いのがEntree(アントレ)からリリースさせて頂きました名刺ケース『Carte』ですkirakira

名刺ケース『Carte』
価格 : 8,500円(税別)
ブランド : Entree(アントレ)
企画 : 日本経年変化協会
製作 : 椎名賢
素材 : 牛革/馬革


厳選した素材とハンドメイド商品ですが、名刺ケースらしい価格で抑えていますicon11
外装パーツにマチをつけて革テープで縫製しているシンプルなパターンですが、実は言葉で言う以上に難しく、製作担当の椎名君のアトリエでもアシスタントさんではできませんicon11。代表の椎名賢氏しか組み立てられない製作の技術が必要な逸品であります。

60cmの長さで0.3mmの革テープで名刺ケースの周囲をぐるりと巻き込んで縫製するのですが、メチャクチャ難しいのです。
手作業で一つずつゴムのりで仮止めをして皺が入らないように慎重に革のテープを取り付けていきますicon11

皺になる部分も丁寧にヘラを使って修正していきますface07

名刺ケースの折り曲がる部分はゴムのハンマーで革を傷つけないように馴染ませていきます。
名刺ケース一つにゴムのりから革テープの仮止めまで20分ぐらいかかります。10個製作するのに単純計算で仮止めだけで200分かかるのですface08

仮止めができたら縫製です。
この日は腕ミシンのピッチが合わないけども納品予定日直前ですので、ミシンの調整する時間もないので、ポストミシンで縫製をしましたface08

革テープの幅は5mmですが、その真中を縫製する緊張するミシンとなりますicon11
シャッター切るのも少し遠慮気味icon11

縫製してたのはこの部分。
5mm幅の真ん中を見事に縫製kirakira。職人技ですな・・・。

名刺ケースの内装はこんな状態。
革テープがあまり過ぎています。外装が革テープ5mm幅ですので、幅を揃えないといけませんicon23
この状態から革テープを裁断しないといけません。

ネン入れの幅を5mmに設定してネン入れを行いますkuma

ネン入れをした状態。淵を5mmだけ残して余った革テープをカットしていきます。
これがまた神業です。

なんとカッターナイフ(切れ味を向上させるため、カッターの刃は黒刃を使用)でフリーハンドで裁断していきます。
力加減を間違うと名刺ケース本体に傷を付けてしまいますface07
かなり集中力が必要とされる作業工程で見ているだけで息が止まります。

途切れることなく、見事に一周をフリーハンドで切除しましたface08

フリーハンドで裁断した後の様子。
通常の工房さんはこれで終わるのかもしれませんが、モノマニアの日本経年変化協会会長である私と孤高の職人椎名賢はこれでは満足できませんtanuki

高温に加熱した電気ネンで裁断面をさらに整えます。
電気ネンのペン先は市販されていませんので、オリジナルで真鍮棒を加工して自作ですface08

内装の革テープがメチャクチャすっきり綺麗に馴染みます。
ここまでしないとジャパン・クオリティーじゃないと思いますface06

そしてマチの縫製。
製作工程を考えてこんだけ効率良くパターンを製作できるのは椎名君ぐらいじゃないかな・・・。
パターン製作はもう天才face03

マチ部分はこれで完成。
マチの縫製が内装の革テープとステッチ幅が重なるように設計されています。
そして重なるように縫製しているのです。

そして最後にカシメでとめて完成face03kirakira
オールレザーにするかHarris Tweedのような生地を採用するかで内部の芯材や工程が異なる部分がありますが、後半の最後の組み立て工程だけで1個あたりかなり時間をかけています。

入門ブランドと言えども製作工程や素材で価格を落とすのではなく、パターンの数など(抜き型がメッチャ高いんです)にアイディアと工夫を凝らして価格を抑えているに過ぎません。

だから、すぐに出来ないもん!!
情熱をいっぱい詰め込んでます。

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