こんにちは
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日本経年変化協会です
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私事ですが2週間前からダイエットを始めました
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3kg痩せました
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夜にロング缶3本とポテチを食べるのを止めただけです(笑)。
大好きなカルビーと湖池屋を封印中
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ところで、直営ブランドド
Specialiteと
Entree(アントレ)の準備中ですが、
Entree(アントレ)からリリースさせて頂きました名刺ケース
『Carte』ですが驚くほど反響を頂き、ビックリしております
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通販サイト(
http://specialite.shopselect.net/)準備中です。メイクショップで製作途中ですが、反響が大きく、現在BASEで準備中です。今しばらくお待ちいただけますようよろしくお願いします
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今回ちょっと自分的にかなり時間掛けた企画がようやく形になりましたのでご報告させて頂きます。
ショルダー・バッグ『Lance』~オールレザー栃木レザーver~
ショルダー・バッグ : 『Lance』
価格 : 68,000円(オールレザー栃木レザーver)
※こちらの鞄は素材のレザーによって価格が変動します。
ブランド : Entree
企画 : 日本経年変化協会
製作 : Ken Shiina Design Laboratory代表 椎名賢
素材 : 牛革(フルベジタブルタンニン・栃木レザー)
こちらは久しぶりに
栃木レザーを採用して企画・製作を行いました。定番のショルダー・バッグをとことん煮詰めて企画し、私は個人的な想いを込めて
『Lance』と名づけました
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不屈のアスリート『Lance Armstrong』に想いを馳せて企画した逸品
この
『Lance』の企画は英国発祥の自転車
BROMPTONの専用バッグ(
過去ブログ参照)の企画プロデュースのお話を頂いた頃に構想を考えていました。昨年年末からパートナーの椎名賢君と
「定番のショルダー・バッグを作りこむ企画をしよう!!」
と話し合ってる時に、
BROMPTONのお話があり、今回のショルダー・バッグと連動させました。自転車のお話が頭から離れず、ショルダー・バッグを考えるときに私が名前を
「今回のショルダー・バッグは『Lance』と名付けた決定!!」
と命名してしまいました。周りは
「会長、それは『槍』ってことですか?」
と全員から言われました
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今回私はある人物に想いを馳せていました。
『Lance Armstrong(ランス・アームストロング)』です。アメリカ人の自転車ロードレースの選手です。
近年自転車ブームらしいですが、私は単車派ですので、自転車も選手も詳しくありません。彼が現役で活躍している時には知りもしませんでした
。彼はアスリートで最も充実していた25歳の頃、胚細胞腫瘍と言う癌に犯されました
。精巣原発で、25歳のときに発症しました。後腹膜リンパ節転移、肺転移、脳転移をきたしながら、脳転移の手術および化学療法で完治に至り、その後に7年連続でツール・ド・フランスの総合優勝を果たしています。
実は数年前私の最愛の弟が同じ胚細胞腫瘍と言う癌に犯されました
。比較的若い男性に見られる稀な癌で生存率50%の癌です。大量の抗癌剤を用いる化学療法で腫瘍が必要で、抗癌剤が効けば手術で助かるかもしれない。抗癌剤が効かなければ覚悟して下さいと言う恐ろしい治療が必要でした。約4ヶ月入院して抗癌剤を投与するので、副作用で目に見えて体調は悪くなるわ、4ヶ月経たないと結果が分からないと患者からすると不安と恐怖でしかありません。私も祈るばかり、そんな時に出会った一冊がこちら。
弟と同じ病にかかりながらも不屈の精神力で困難を乗り越え見事アスリートに復帰し、華々しい結果を残した
『Lance Armstrong(ランス・アームストロング)』の闘病生活を描いたものです。有効な治療法は心肺機能が低下してしまうので、心肺機能に影響はないですが、より過酷な治療法を選びます。ただただプロの世界に戻る事を考えて。
私も弟も元気づけられました。弟もランス同様に現在は無事に病気を克服してバリバリ働いております。
『苦難の先に待つものは希望です。』
私はそんな想いを今回の新作の込めて自転車関連の企画も重なったことより
『Lance』と名づけました。
メッセンジャー・バッグのよりのショルダー・バッグを
見た目は定番のショルダーでベーシックなデザインでシンプルに。
ただ、自転車のアスリート
『Lance Armstrong(ランス・アームストロング)』にちなんでいるならば、メッセンジャー・バッグよりの機能が欲しいと思いました。
ですので、ワンショルダーで持つと定番のショルダースタイルに。
そして斜めがけにするとメッセンジャー・バッグのようなフィットを演出しています。
ライディング・ポジションではなく、街歩きでたすき掛けで持つとほどより斜め感を演出してくれます。
小柄なアシスタントが持ってもほどより大きさでA4ファイルサイズがゆとり持ってはいるサイズです
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この独特のフィット感はショルダーベルトを鞄本体に斜めに取り付けていることです(サンプルの為、取り付け方法は変更予定)。
また、一般的なメッセンジャー・バッグは逆体型のシルエットを採用しますが、新作の
『Lance』は通常のショルダー・バッグの本体設計を採用しているため、この独特のフィット感を演出しています。
そして、私と椎名君の企画では綾織りの綿テープをショルダーに採用することが大半ですが、今回同じ綾織り綿テープでも初の試みとなる、綿テープを採用しています。何時もはベルト幅は35mmを採用していますが、
『Lance』はベルト幅50mmの綿テープを採用しています。
通常ショルダー・バッグはワンショルダーで持つことが大半であり、既成品のショルダー・バッグも含めてワンショルダーで持つことを想定して30~35mm幅が多いのが実態です。今回はたすき掛けで持って頂くことを想定して鞄の安定を図ることが目的で50mm幅のベルトを採用しています。
実はパターン設計が普通じゃないんです。
設計・製作担当の椎名賢氏の見えないこだわりを堪能でけます。
カブセを開けるとこんな感じになります
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今回の企画が
BROMPTONのお話と同時期だったので、
BROMPTON専用バッグとある程度デザイン的に連動させたいと思ったので極力大幅にずれないようにしています。
BROMPTON専用バッグは自転車に直接取りけるため、自転車の振動に負けないようにかなり頑丈な芯材を入れたり固い鞄になるように設計されていますが、今回の
『Lance』は身体にフィットすることを目的にしていますので、ある程度鞄に変形性を持たせています。
鞄が柔らかいので、差し込みではなく、ヒネリを採用しています。
余談ですが、私が幼稚園の時制服で幼稚園指定の鞄でしたが、その鞄がヒネリだったので、かなりのヒネリフェチでございます
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椎名君にはヒネリアピールしてやりました(笑)
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『Lance』の見せ所は地味ですが、この鞄の開口部が内側に倒れる設計です。
これ実は型紙を直線パーツで設計してることで実現してるのですが、これは普通のパタンナーには思いつかないアイディアなんです。
流石!椎名賢
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と言っても喜ぶのはパタンナーぐらいのこだわりです(笑)。
鞄内部には背面部に大きなインナーポケットを設けました。
ポケットが大きいのでポケットが鞄内部でペロ~ンなるのが嫌なので、スプリングホックボタンで固定できます。
栃木レザーも含めて海外原皮のレザーの値上がりが半端ないので、その場合、6万円~に絶対なってしまうので、当初
Specialiteブランドのリリースにしようかと悩みました。けれども
希望を詰め込んでリリースしたい鞄であったので、海外原皮だけでなく色んな皮革素材で製作して希望持つ方々に愛用してもらいたいと言う思いで、
Entree(アントレ)ブランドでリリースすることに決定しました。
サンプルの修正点が2~3箇所あるので、来週には正規版が完成予定です。
販売については、商品説明がきっちりできるスタッフにお任せしてますので、合わせて
専用のブログをご覧頂くと幸いです。
私的には個人的にめっちゃ想いを込めれた企画で満足
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