新着情報トピック

名刺ケースは上品に経年変化を楽しみたい (2012年12月06日)

こんにちはkusa
日本経年変化協会ですkuma

本格的に冬将軍が到来してきましたねぇ~。最近3日に1日は雨icon03じゃね?そしてここ最近神戸は風の強い日が増えてきたような気がしますicon11

そういえば、先週の土曜日プロモーションの依頼を受けておりました兵庫県神戸市元町にある大上鞄店さんで追加で製作しておりました名刺ケースを納品させて頂きましたkirakira

名刺ケースは上品に経年変化を楽しみたい
じゃ~んkirakira
カラーリングは私が選定して鮮やかなブルーface03モスグリーンface03でございますkusa
前回もお伝えしましたが、沖縄県の石垣島の国産牛を市場で初めて製品化した逸品でございます。
牛を屠殺・解体した後、皮を塩漬けにして姫路に送ってから舐めしているので、まだ安定供給されていないので、コチラの名刺ケースは希少価値が高いのですface06。今回は、日本経年変化協会有限事業組合石垣皮革様とのコラボレーションってことで(笑)。

希少価値だけでなくて、ちゃんと経年変化を考えた仕様となっていますよ。

上品に経年変化して欲しいからインナーパーツはあえてバングラレザーを採用
名刺ケースは上品に経年変化を楽しみたい
名刺ケースは皆様どんな名刺ケースを使っておられますか?
無難に黒でしょうか?
それとも、ちょっと高価なコードバン?
社会人であれば、1日の大半はお仕事しているわけで、営業職であれば名刺ケースは初対面の方には必ず目が止まるアイテムです。
自分の仕事の積み重ねをアイテムに刻み込みたい。
んな訳で製作してみたのが、今回の名刺ケースです。

カラーリングはあえてブルーface03モスグリーンface03で遊び心を演出kirakira
しかしながら、フォーマルでもしっくりくるようにシュリンクの石垣レザーを採用しました。

名刺ケースは上品に経年変化を楽しみたい
シュリンクも型押しと天然があります。
型押しのシュリンクはBクラス以下のレザーの傷を隠すためにあえてシュリンクの型押しを施すことが多いのですが、今回採用したレザーは天然の牛革が持つ天然のシュリンクでございますface03
シュリンクの経年変化は当初凹凸が明確にありますが、長年使い込むことによって表面の凹凸が滑らかになってくるのが特徴でいかにも使い込んだ感が演出されますkirakira

名刺ケースは上品に経年変化を楽しみたい
インナーパーツはまず形状がみたことないかと思います。
マチ付きのポケット形状になっているのが特徴ですkuma
素材はバングラヌメ革。
バングラは読んで時のごとく、バングラディシュの牛の革です。
バングラディシュの方には申し訳ないのですが、皮革のクオリティーとしては欧米や国産の牛ヌメと皮革すると高いとは言えませんicon11
傷や虫食いも多く、革を漉くと避けやすいicon11。綺麗な部分は一部しかないので、歩留まり(一枚あたりから使える革の量)が非常に悪いので、よほどの事がない限り使用することは少ないレザーです。

あえて採用した理由。

それは、焼け過ぎない飴色になるからです。当初、国産牛ヌメもパーツとして準備していただきました。
生成りのヌメ革の特徴は飴色に変色することですが、使い込むとメチャメチャ飴色になります。レザー・フリークがそれが堪らない魅力なんですけど、TPOによります(笑)。
過度の飴色とブルーface03モスグリーンface03はカラーリング的にマッチしない。
で、適度な飴色になるのがバングラであったので、バングラレザーを採用しております。

ちなみに、職人さんのハンドメイドですので、名刺ケースの角は雑誌などで紹介されることの多い菊寄せと言う技法を用いて加工しております。
そして何よりも手間なのが、本体レザーを折り返してから本体レザーのみの裁断を行う後切り(後断ち)と言う技法を用いて加工をしています。

1つ当たりパーツを切り出してからの
縫製加工時間は熟練の職人さんで2時間
かかってますface08
ちなみに熟練の職人さんでも失敗することがあるそうで、今回20個製作して4個失敗しているそうですicon11

名刺ケースで縫製2時間ってかなり手間暇かかっております。職人さん曰く

「会長、この名刺ケースは出来れば製作したくない、製作するなら料金は倍ぐらい今後頂きたいのですが・・・?」
なんと、仲の良い職人さんですが、泣きが出たのは初めて(笑)。
職人泣かせの逸品だと言っておきましょう(笑)。

追加発注は極めて困難ですので、コチラの名刺ケースは恐らく無くなり次第終了です。
大上鞄店さん申し訳ない(笑)。
次回追加製作するときは製作料金が大幅にあがっちまいます(笑)。

無駄にこだわりで製作したアイテムの名刺ケース。
革好きでしたら唸るハズです。

お問い合わせ先

ちなみに、こちらの商品は当協会では扱いません。
プロデュース依頼頂いたアイテムはプロデュース先のモノですやん。ってのが私の考え方ですので。
取り扱いは大上鞄店さんのみになります。
名刺ケースは上品に経年変化を楽しみたい
<店舗情報>
住所:神戸市中央区元町通1-4-11
電話:078-331-3962
FАX:078-331-4911
メール:info-ohueアットkobe-ohue.com
ホームページ: http://www.kobe-ohue.com/
営業時間: 10:00~19:00

※メールは”アット”を@に変換してからご送信下さい。


同じカテゴリー(お知らせ)の記事画像
春のEnree出揃いました
良質なレザーとハンドメイドの良さを身近に感じていただく為に
8年越しの傑作ボディーバッグ『アメディオ』リリース
ハイブリッド(脱クロム)レザーの経年変化
カビ生えたレザー製品のメンテに凄い洗剤出てました
新年早々一生モノのボディーバッグを
同じカテゴリー(お知らせ)の記事
 春のEnree出揃いました (2023-04-20 22:35)
 良質なレザーとハンドメイドの良さを身近に感じていただく為に (2023-03-02 17:05)
 8年越しの傑作ボディーバッグ『アメディオ』リリース (2023-02-03 17:41)
 ハイブリッド(脱クロム)レザーの経年変化 (2023-01-26 22:03)
 カビ生えたレザー製品のメンテに凄い洗剤出てました (2023-01-18 19:56)
 新年早々一生モノのボディーバッグを (2023-01-16 20:43)

Posted by エイジングマスター at 10:22│Comments(0)お知らせ