こんにちは
。
日本経年変化協会です
。
現在真っ赤なレザーを企画して
R-18プロジェクト進行中ですが、そもそも赤色のレザーの経年変化とはどういったものなのか?を簡単に考えてみたいと思います。
使えば使うほど赤味が増すレザーを創りたかった
赤いレザーは時折市場で目にしますが、顔料を吹き付けていることが多く、購入した当初は綺麗でもお気に入りで使ってくると表面が剥がれてきたりして、残念な思いをすることがあります。
染料を使って手染で制作されているこだわりの逸品も見受けられますが、使い続けると黒味がかってくるエイジングになることが多いです。それはそれで味があるのですが、使えば使うほど赤味が映えるレザーが欲しい
ってとこから今回のプロジェクトが始まりました。テストサンプルレザーが出来上がり、各アイテムを制作してくれる職人さんにレザーをお届けしましたが、今回私も拙い独学のレザークラフトでワレットを制作してレザーの出来栄えをチェックしています。今回自分の分と一緒にプロジェクトを進めている
協和チャック工業株式会社の高井さんの分の2つのワレットを制作してそれぞれに使ってみました。
私は、デニムなどパンツのリアポケットに入れて、高井さんは鞄持ちで。使い始めてちょうど1週間ちょいの時点で比較してみました。
左が高井さんが使用したもの。
右が私が使用していたもの。
ポケットに入れている分、私の使用しているワレットは多少変形していますが
、艶などはあまり変わりがありません。
反対が側を見ると、私の財布。メッチャ艶が出ております
。
艶が。
ポケットに入れているとお尻にあたる面ですね。やはりこすれているので、1週間でこんだけ差がでました
。
オケツの圧力も関係しているのでしょう。これがホントのケツアツなんっちゃって(笑)。
使用するシチュエーションで表情を変えてくれるのがレザーの経年変化の面白いところです。
しかし、デニムのポッケに突っ込んでいるとデニムのインディゴが色移りすることが多いのですが、汚れにくい仕掛けをレザーに仕込んでいますので、黒ずむことはありません。使えば使うほど赤が映えるレザー。素材開発は成功です。
最高品質のメンテナンスオイルを
レザー製品を長く使うためにはある程度のメンテナンスが必須です。
最近質問が多いのが、オイルを入れてもあまり綺麗にならないとかの質問があります。
穿いているブーツがクロムレザーの場合、
マスタングペーストや
ミンクオイルを入れてもレザーの特性上あまり浸透しないこともあります。レザーの特性をしっかり把握してレザーに併せてオイルを選ばないといけないのが現状です。
「じゃぁ、オールマイティーなオイルはないのかい?」
って話になります。
じゃぁ~作るべってことなりました(笑)。
実はレザーを精製する時点でタンナーさんは業務向けの特殊なオイルやワックスを使います。市販されているオイルとは成分が異なります。タンナーさんが使っているオイルは正しく使えば非常に良いオイルなのですが、初心者が使ってしまうとオイルを塗りすぎたりしてしまうので、塗り過ぎたら染みになるぐらい高い浸透性がありますので諸刃の剣になってしまいます。
せっかくタンナーさんに協力頂いている今回の
R-18プロジェクト。
メンテナンスオイルの開発も全面協力頂いて行います。
オイルの配合などを研究して誰でもどんなレザーにも使えるオイルを開発中。貴重なオーストリッチのオイルまで準備して頂きました。
今月末か来月初めにはオイルのテストサンプルが出来上がるので実験を行いますよ!!乞うご期待!!
凄く懐かしいレザープロダクツ (2022-03-26 20:10)
Honey Hills神戸本店グランドオープンしましたぁ~。 (2014-07-13 12:43)
Honey Hills神戸本店オープン前を突撃訪問 (2014-07-11 08:00)
R-18ステーショナリー最終仕様 (2014-02-07 23:12)
とうとうデニムが完成しそうです (2014-02-06 19:24)
真っ赤レザープロジェクト今月始動予定 (2013-09-05 11:31)
Posted by エイジングマスター at 10:43│
Comments(0)
│
R-18プロジェクト