おはようございます。
日本経年変化協会です。
今年もあと残すところ二日となりました。
さて,自分のアイテムを整理してると
ワイズエッグのメガネ@部長さんからお電話
。
「ちょいと嬉しいアイテムゲットやねん。」
なんだろうと思うと,なんと
リアルマッコイズのN1ジャケットをゲットされたとのこと
。こんな高価なお洋服どうしたんですか?
クリスマスプレゼントに彼女から贈られたらしい・・・。うらやましい
。いつも寒そうにしてるからとのこと。メガネ@部長はレザーが大好きで,何時も革ジャンですからね・・・。ちなみにレザーの防寒性は低いですよ(笑)。
N1デッキジャケットについて
ヴィンテージやアメカジのアイテムにおいて,
フライトジャケットや
軍モノと呼ばれるアイテムがあります。所謂軍隊のアイテムです。軍隊で採用されていたジャケットやブーツのことです。
「戦争は技術を大いに発展させる」
と戦争を明るく捉えた発言がありますが,戦争は良くないですが,合理性や機能性を重視することが多く,軍隊の用いるアイテムから派生した商品と言うのは結構多いのです
。今回,メガネ@部長がゲットしたのは,
N1ジャケットです。これは通称
”デッキジャケット”と呼ばれアメリカ海軍が第2次大戦~朝鮮戦争ぐらいまで採用していた防寒ジャケットです。主に駆逐艦や空母の整備兵が着用しており,寒い甲板での作業に用いられていたので
”デッキジャケット”と呼ばれていた由来です。当時の製品を忠実に再現しているブランドが
リアルマッコイズです。
メガネ@部長が期待するエイジングとは?
経年変化による
エイジングを期待するのはどうしてもレザージャケットやデニムジャケットになりがち・・・。
N1ジャケットの素材はコットンだし,
エイジングが期待できないのであれば,
日本経年変化協会として取り上げるわけにはいかのですが・・・。メガネ@部長に叱られました
。
「別に自慢したいわけちゃうわ。メッチャエイジング期待してるちゅーの」
と(笑)。
N1ジャケットはコットンと言っても100%コットンで,
コットングログラン素材と呼ばれる高密度なコットンであることがメガネ@部長の注目ポイントらしいです・・・。
コットングログラン素材は皺が入りやすく,腕周りのエイジングと可動部分が擦れた場合光沢が出るそうで,そこに注目されているようです。襟元はアルパカであるため,日焼けして変色も期待できるとのこと。メガネ@部長マニアック過ぎる・・・。当協会の加盟員になって欲しいですが(笑)?
アメリカ海軍のステンシルまで入ってます。
N1ジャケットは当初ネイビーカラーで1944年に支給されましたが,1945年にこちらのカーキが支給されました。
風が入り込まないように設計された袖口。この構造も戦争から生まれたもの・・・。戦争は良くないですが,やはり色んなものが進化するきっかけになるのでしょう・・・。ちなみに
N1ジャケットのネイビーつまり1944年モデルは袖口にもアルパカがライニングされてますが,カーキの1945年モデルから省略されています。理由は袖口のアルパカが機能的ではないからだと言われています。
ジャケット内側はアルパカでライニングされています。これは絶対温いだろうな・・・。
メガネ@部長はアルパカの毛が寝てくることも期待されているそうです。
羨ましいなぁ~。
「彼女が僕が寒そうってプレゼントしてくれたんやで!愛やろ?愛?これは愛のぬくもりやん?ジャケットは経年変化しても愛情は変わらないよね。」
ってメガネ@部長ちょっと気持ち悪い発言(笑)。ならとっとと結婚しなはれ!
このお方もマニアックで色んなアイテム収集するので,なかなか結婚しないんだろうなぁ~(笑)。ただ今彼はヘビロテで着用しているらしいので,冬が終わったら是非結果を拝見したいです。
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Posted by エイジングマスター at 10:00│
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